このサイトで分かること(30秒版)
ここが扱うのは、Codex(ChatGPTデスクトップアプリ、CLI、IDE拡張など)にサイトやコードの作業を頼み、結果を確かめてから公開するところだけです。指示文の型、触らせないファイルの決め方、報告書の読み方、失敗したときの戻し方といった、手を動かす側の話に絞っています。
ChatGPTの画面そのものの操作――どこを押すか、履歴や設定をどう扱うかは、姉妹サイトのChatGPT使い方ガイドで解説しています。GPTというモデルが何なのか、コンテキストや推論レベルといった用語が何を指すのかはGPTガイドにまとめています。同じ説明を重ねないよう、3つのサイトで扱う内容を分けています。
初めての方は、インストール前に確認することで自分の環境と契約を確かめ、Codexの設定方法で作業フォルダと触らせないファイルを決め、テンプレート集から目的の近い指示文を1つ選ぶ、という順で進めると事故が起きにくくなります。
GPT-6 Astra で Codex は何が変わったか(2026年9月25日確認)
GPT-6 Astra は、2026年9月3日に API で公開され、9月4日から ChatGPT の対象プランの Work と Codex で順に使えるようになったモデルです(Pro・Enterprise・Business Premium から。Plus と Business は数日遅れ)。モデルIDは gpt-6-astra です。その後、9月22日から GPT-6 Sol(gpt-6-sol)と GPT-6 Luna(gpt-6-luna)も Codex で順に使えるようになりました。公式のモデルのページでは、いちばん難しい仕事は Astra、日常の作業や複雑なコーディングは Sol、決まった形のくり返しは Luna、という使い分けが案内されています(Codexのモデル選択)。
Codexの作業で先に効いてくるのは、長い入力の扱い方です。ChatGPTでサインインして使う場合は、プランの利用枠とクレジットから消費され、渡す文脈が大きいほど1回あたりの消費が増えます。GPT-6 Astra のクレジットの単価は GPT-6 Sol の5倍です(100万トークンあたり入力250・出力1,250クレジット)。APIキーで使う場合は API の料金になり、入力が272,000トークンを超えるリクエストは、そのリクエスト全体が入力2倍・出力1.5倍の単価になります。フォルダごと、資料ごと、まとめて投げる癖のある使い方だと、同じ作業でも消費の感覚が変わります。渡す前に対象フォルダを絞るという設定の基本が、そのまま料金にも効くということです。コンテキスト長や料金表そのものの読み方は、姉妹サイトのGPTガイドで解説しています。
Codexの変更履歴に出ている変化
次の表は、Codex の変更履歴に公開されている内容をそのまま並べたものです。
| 0.153.4(9/4) | モデル選択に Astra が正しく出るようになり、モデルを指定していないときの同梱の既定モデルになりました |
|---|---|
| 0.153.3(9/4) | Amazon Bedrock のモデル選択(Mantle・Runtime)に GPT-6-Astra を追加。あわせてAstraは非同期の確認質問がテキストのみ対応である旨に案内が直りました |
| 0.153.2(9/3) | Fast の説明が誤っていたのが訂正され、「1.5倍」ではなく「2倍速・使用量が増える」になりました |
| 0.153.1(9/3) | APIから GPT-6-Astra を指定できるようになりました |
同時期に入った、作業のやり方が変わる機能
| 履歴とノート | 0.150 でトークン予算のあるセッション向けに history / notes の道具が入り、0.153 でトークン予算と履歴ノートによるコンテキスト管理が実験的に入りました。この実験機能は既定でオフで、ChatGPT の Plus・Pro などでサインインしている場合に設定でオンにでき、オンにすると Astra が同じタスクの前のメッセージやツールの結果を検索できるようになります |
|---|---|
| タスクの参照 | 0.150 で @ を使って他のCodexタスクを参照できるようになりました |
| プラグイン | 0.153 でプラグインCLIが、離れた場所のマーケットプレイスから一覧・導入・削除できるようになりました |
更新したら、まず何で動いているかを見る
更新のあとは、いま何のモデルで動いているかを一度だけ確かめてください。Codexのモデル選択が、画面とCLIそれぞれの切り替え手順を扱います。Codexの画面やCLIで推論の深さをどう選ぶかはCodexの推論レベル、推論レベルという設定そのものが何を指すのかはGPTガイドの推論レベルで解説しています。料金と提供範囲は短い間隔で改定されるため、実行前に公式でご確認ください。
出典: Codex 変更履歴(learn.chatgpt.com/docs/changelog)/OpenAI APIドキュメント(モデル仕様・料金)/OpenAI公式発表。確認日 2026年9月25日。
GPT-6 が出る前、GPT-5.6(Sol・Terra・Luna)を前提に書いた使い分けはページ下部のアーカイブに残してあります。やりたいことが決まっている方は目的別の入口から探してください。
いま困っている人はここから
症状がはっきりしているなら、上から順に読む必要はありません。近いものから入ってください。
返事が来ない、途中で止まる、極端に遅い。この場合はまず OpenAI 公式のステータスページで障害が出ていないかを見ます。公式が正常なのに止まるなら、手元の側を /status(いまのチャットの状態)と codex doctor(インストール・設定・認証の診断)の順に確かめます。SNS の噂より先に、この2つで自分の側かどうかを分けてください。
「利用枠を使い切りました」と出て止まった場合は、次に使えるのがいつかを先に押さえます。「利用枠を使い切りました」と出た時のリセット時刻の確認方法は、一時的な再リセットの報道と、普段の週間上限を分けて読むところから始まります。この2つを混ぜると、いつ回復するかの見積もりを間違えます。
これから始める知り合いがいるなら、友達を招待して始める場合の特典と条件を送る前に見ておくと無駄がありません。特典と対象条件はプラン、地域、ワークスペース、キャンペーンで変わるので、招待を送る前にその時点のオファー内容を確認します。
権限をどこまで広げるかで迷っているなら、先にフルアクセスモードにすると何が変わり、何に注意するかを読んでください。作業フォルダの外のファイルや、ネットワークを使うコマンドまで確認なしで実行されるようになる代わりに、秘密情報と触ってはいけないファイルの管理が重くなります。広げる前に、触らせない側を書き出すのが順番です。
1つのチャットで別のサイトも触り始めた、という自覚があるときは、作業が混ざりそうな時に新しいチャットへ分けるタイミングが効きます。分ける目的は作業を速く見せることではなく、対象サイト・対象ファイル・目的・停止条件を混ぜないことです。分けたときは、どこまで進んだかのメモと報告書で前提を引き継ぎます。
初めての人の読む順番
まっさらな状態から始めるなら、次の5段が最短です。1段ずつ小さく終わらせて、次へ進んでください。
入れる前に確認する
インストール前に確認することで、対象の端末、使うプラン、作業対象のリポジトリ、秘密情報の置き場所を先に決めます。ここを飛ばすと、あとで触ってはいけない場所まで作業範囲に入ります。
触ってよい範囲を決める
Codexの設定方法で、作業フォルダ、触らないファイル、停止条件を決めます。設定ファイルの層と指示文の層は別物で、危ないのは常に効き続ける設定ファイルの層です。
小さい作業を1つ頼む
最初の一歩として、1ページのタイトルを直す程度の作業を1件だけ渡します。いきなりサイト全体を対象にせず、差分の読み方を先に体で覚えます。
指示文を型にする
毎回ゼロから書かず、テンプレート集と指示文テンプレートで、目的・対象・やらないこと・停止条件・確認項目を固定します。長さより、対象と禁止と確認が入っているかが効きます。
報告書と戻し方を決める
作業報告書テンプレートで変更ファイルと未確認事項を分けて読み、ロールバックで戻せる単位を先に決めます。戻し方を決めてから公開作業に入ると、失敗の被害が1作業分で止まります。
推論レベルは最初から詰めなくて構いません。公式の目安は、GPT-6 Sol なら Medium、Luna なら High、Astra なら Light(設定ファイルでは low)から始めることです。細かい選び方はCodexの推論レベルで、難しさや処理時間で困ってから読めば足ります。
Codexと一緒に使う外部ツール
すべてをCodexの中で抱えないほうが、作業は安定します。何をCodexの外に置くかで分けてください。
素材とバックアップの置き場所を分ける。画像、報告書、退避したファイルは、バックアップと素材の置き場所をGoogleドライブに分ける方法のとおり、コードの履歴管理とは別の場所に置きます。ドライブは公開の場所ではなく、秘密情報や認証情報を置く場所でもありません。
URL一覧と進捗は表で持つ。どのページを直したか、どこまで終わったかは、スプレッドシートでURL一覧と進捗を管理する方法で表にしておくと、チャットの履歴をさかのぼらずに済みます。
画像はCodexの外で作る。ロゴやバナーはCanvaで作ったロゴやバナーをCodexでサイトに反映する流れのとおり、Canvaで画像にしてから、ファイル名と設置条件をCodexへ渡します。「いい感じにして」ではなく、置く場所と大きさを言葉にするのが要点です。
調べるのと作るのを分ける。先に調べたい、比べたいという段階では、Geminiで調査・構成を整理してからCodexで実装する流れのように、調査と実装を別の道具に振ると指示文が短くなります。深く調べた結果をそのままCodexへ渡すと長くなりすぎるので、deep researchの結果をCodexへ渡すまとめ方で要点だけに削ってから渡します。
外では確認だけにする。移動中は外出先のスマホでは進捗確認と軽い指示にとどめる使い方を守り、本番反映のような取り返しのつかない操作はPCに戻ってから行います。
分野から探す
このサイトは、Codex を使う時に迷いやすい5つの分野に分けて書いています(サイトについて)。各分野の中は、よく読まれているページから並べています。公式の変更に合わせて直した記録は最新情報と更新記録に、つまずきやすい点はよくある質問にあります。
導入と初期設定
アプリ・CLI・IDE拡張の始め方と、最初に決めておく設定です。
権限と安全
承認の方法・フルアクセス・作業フォルダと、渡さない情報の決め方です。
利用上限と招待
残りの使用量の見方、リセット、友達の招待です。
ほかのツールとの連携
Google Drive・Gemini・Canva・GitHub などと組み合わせる方法です。
うまく動かない時
doctor・status・404/500・再接続の切り分けです。
CodexとChatGPT・Claude Codeの違い
3つとも文章で頼む道具ですが、手元で起きることが違います。ChatGPTは相談と文章、Codexはファイルと差分、Claude Codeは設計の相談、と分けると迷いません。
ChatGPTに向く作業
サイト構成、本文や見出し、SEOキーワード、Codexへの指示文、作業方針の整理に使います。通常のチャットで答えや下書きを受け取る使い方なら、手元のファイルは書き換わりません(ChatGPTデスクトップアプリの Work や Codex に切り替えると、手元のファイルも扱えます)。
Codexに向く作業
ファイル確認、HTML/CSS/PHP修正、sitemapやrobotsの確認、GitHubの差分確認、作業報告書の整理に使います。結果は差分として残ります。
Claude Codeに向く場面
設計や修正方針の相談、コードの意味を理解してからの変更、長めの文脈を踏まえた判断に向きやすい傾向があります。方針をClaude Codeで詰め、決まった作業をCodexへ渡す併用も珍しくありません。
どれを使う場合でも、差分・秘密情報・公開への影響は人間が確認します。ChatGPTで整理した内容をCodexへ渡す書き方はChatGPTからCodexへ渡す指示文を見てください。
ChatGPT自体の使い方――画面の操作、履歴や設定、日常や仕事での使い道はChatGPT使い方ガイドで扱っています。GPTとChatGPTがそもそも何の違いなのかはGPTとChatGPTの違いが答えています。
任せてよい作業と任せない作業
任せてよい作業
- 1ページ単位のHTML修正
- CSSの軽微な調整
- SEOタグ確認
- sitemap、robots確認
- 内部リンク確認
- チェックリスト作成
- 作業報告書作成
任せない方がよい作業
- 秘密情報を含むファイルの直接編集
- DB破壊系作業
- .htaccessの大きな変更
- 本番全体への一括変更
- 料金や仕様の断定
- 未確認情報の公開
- 薄いページの大量生成
右側は、Codexの性能の問題ではなく、間違えたときに人間が気づけないから外しています。とくに料金や仕様の断定と未確認情報の公開は、直したつもりのページが誤りを広める形になります。
Codexでホームページ制作・SEO作業に使えること
小規模な情報サイトやサービスサイトなら、初期HTMLの作成から公開前の確認まで、Codexで進められます。実務では「トップページを作る」「1ページだけ直す」「sitemapを確認する」のように、小さな単位で頼むほうが確認しやすくなります。既存サイトをWordPressから移す場合も、全部を一度に動かさず段階を分けます。
SEOタグ、sitemap、内部リンクをCodexで安全に直す手順はCodexでSEO対策する方法から入れます。
【アーカイブ】GPT-5.6(Sol・Terra・Luna)でのモデルと推論レベルの使い分け
ここから下は、2026年9月3日以前に書いた内容です。GPT-5.6 の3モデルは、GPT-6 Sol・Luna への切り替えのあいだはまだ選べます(2026年9月24日時点の公式のモデルのページ)。当時の使い分けの考え方は、モデルを選ぶときの判断材料として残しています。
Sol・Terra・Luna の使い分け
GPT-5.6 の3モデルは、作業の曖昧さ、難しさ、反復性、速さ、コストで選んでいました。曖昧さや難しさが残る仕事は Sol、ゴールと範囲が決まっている日常作業は Terra、入力・出力・判定基準が固定できる反復作業は Luna、という分け方です。作業別のおすすめとPower設定は、Codexのモデル選択側に置いています。
推論レベルの使い分け
モデルが「能力・速さ・コストの土台」だとすれば、推論レベルはそのタスクにどれだけ深く考えさせるかの設定です。Codexでの段階名と選び方はCodexの推論レベル、設定そのものの意味はGPTガイドの推論レベルで解説しています。
5.5 から 5.6 への変更点
いま選べるモデルと、2026年10月14日に提供を終了した GPT-5.5 からの替え方はモデル選択にまとめています。
5.5までは GPT → Codex → GPT のやり取り型が基本でした
5.5までは、まずGPTでやることを整理し、Codexに作業させ、戻ってきた報告をGPTで読んで次を決める方法を基本としていました。5.6以降は毎回この往復をせず、Codexへ直接頼んで同じタスクで続けるほうを先に使いますが、指示を別の会話で慎重に組み立てたいときや、作業後に独立した第二意見がほしいときには、いまも使える型です。
GPTで整理する
何を作るか、どのページを直すか、何を変えないか、どこで止めるかを先に決めます。指示文の組み立て方はGPTからCodexへどう頼むかが詳しいです。
Codexで作業する
整理した1作業を渡し、既存ファイルの確認、実装、公開確認、報告まで進めます。型が欲しい場合は指示文テンプレートを使います。
GPTで判断する
報告を読み、重複や危険な作業を止めて、次の依頼を決めます。公開後の表示の崩れは404・500の確認で拾います。
筆者が実際に試した記録
このサイトの記事は公式情報を確かめて書いていますが、手元の環境で実際に測ったり、つまずいて直したりした記録もあります。環境や時期によって結果は変わるため、条件も一緒に書いています。
Updates
最近の更新
公式情報が変わったら、関係するページを見直しています。直した日付と内容です。
よくある質問
Codexだけでサイト制作を全部任せてもよいですか?
全部を丸投げするより、作業範囲、触らないファイル、確認項目、停止条件を決めて小さく任せる方が安全です。
更新したらモデルが変わった気がします。どこを見ればよいですか?
まず、いま何のモデルで動いているかをCodexのモデル選択で確かめてください。推論の深さの選び方はCodexの推論レベル、モデルの仕様そのものはGPTガイドで解説しています。当サイトは出典と確認日のある内容だけを書いているため、確認できていない挙動については断定しません。


