確認作業の1ポイント
作業前の指示と、作業後の確認を分ける
テンプレート、チェックリスト、報告書、ロールバックは、Codex作業を安全に閉じるための道具です。急いで次へ進む前に確認項目を見直しましょう。
報告書をもらったら、すぐ次に進めていい?
変更ファイル、触っていないファイル、停止条件、公開URL確認を見てから判断しましょう。
今回やった作業
ロールバックは、サイト全体を過去に戻すことだけではありません。問題の原因になった可能性が高い対象ファイルと直前変更だけを戻せば、他の正常な作業を巻き戻さずに済みます。
今回の作業では、表示改善を目的にした変更でも、実画面で悪化したら止めることを重視しました。Codexに実装だけを任せるのではなく、変更差分、バックアップ、戻す範囲、公開後の確認まで整理させることで、作業を広げすぎないようにします。
作業前の状態
作業前は、直前の変更後に表示やレイアウトが悪化していました。バックアップはありましたが、どのファイルを戻すべきかを確認しないまま全体を戻すと、同じ日に入れた正常な変更まで消える可能性がありました。
表示改善系の作業は、コード差分だけでは良し悪しを判断しにくい領域です。カード幅、余白、折り返し、ボタン位置、PCとスマホの見え方が絡むため、作業前の意図と実画面の印象を分けて確認する必要があります。
作業前に問題だったこと
問題が出た時に慌てて全体を戻すと、別の改善まで失われます。一方で、原因を特定しないまま追加修正を重ねると、状態はさらに分かりにくくなります。そのため、直前変更、バックアップ、差分を照合して、戻す範囲を小さく決める必要があります。
特に危ないのは、表示が悪化した時に追加修正を重ねてしまうことです。原因が分からないままCSSを足すと、あとで戻す時にどこまでが必要な変更なのか分からなくなります。まず直前変更を疑い、戻すか、範囲を小さくするかを判断する方が安全です。
Codexに任せたこと
Codexには、直前変更ファイルの特定、バックアップファイルの確認、差分確認、戻す対象ファイルの整理、最小ロールバック案、戻した後のHTTP 200、Fatal / 500、意図しない巻き戻しの有無を確認させました。
Codexには、対象ファイルの確認、差分確認、バックアップ確認、公開HTML確認、HTTP 200、Fatal / 500、CSS読み込み、PCとスマホ表示の確認を任せます。修正案を出すだけでなく、戻す案と停止条件も報告させることで、判断しやすい形にします。
人間が判断したこと
人間側では、全部戻さないこと、対象ファイルだけ戻すこと、戻す前にバックアップを確認すること、他の正常な変更を消さないことを判断しました。ロールバック後も公開確認まで行って初めて完了としました。
人間が見るべきなのは、作業が終わったかどうかだけではありません。目的に近づいたか、悪化していないか、影響範囲が大きすぎないか、戻す方が安全かを判断します。Codexの報告を受けても、最後は実画面で確認して決めます。
実際に使った指示文の考え方
指示文では、CSS修正だけを頼まず、戻す条件、触らないファイル、確認URL、作業後の確認項目まで入れます。DB、cron、.htaccess、robots.txt、ads.txt、AdSenseタグ、Search Console確認タグには触らないことも明記します。
うまくいった点
うまくいった点は、悪化した表示を無理に上書きせず、確認と判断を分けられたことです。戻す、比較する、上位3件だけに絞る、キャッシュを確認するという選択肢を持てると、CSS作業で迷子になりにくくなります。
詰まった点・危なかった点
- 実画面を見ずに完了扱いにする
- 原因未特定のままCSSを積み増す
- 全体を戻して正常な変更まで消す
- PCだけ見てスマホを見ない
- 戻した後のHTTP確認を省く
CSSやレイアウトの作業は、変更量が少なくても影響が大きいことがあります。特に公開中サイトでは、Fatal error、500、CSS未読込、スマホ表示崩れ、意図しない巻き戻しを避ける必要があります。
作業後に確認したこと
作業後は、対象ページがHTTP 200であること、Fatal / 500がないこと、CSSが読み込まれていること、公開HTMLの参照が正しいこと、PCとスマホで大きく崩れていないことを確認します。あわせて、canonical、robots、noindexなし、内部リンクが壊れていないことも見ます。
次から使える指示文テンプレート
以下は、CSS失敗や表示悪化が起きた時にCodexへ貼れるテンプレートです。
以下の公開中サイトで、直前の変更後に表示や動作が悪化した可能性があります。
まず、直前に変更したファイル、バックアップの有無、変更差分を確認してください。
全体を戻すのではなく、原因になっている可能性が高いファイルだけを対象に、最小ロールバック案を出してください。
戻す場合は、戻したファイル、戻していないファイル、HTTP 200、Fatal / 500 の有無、意図しない巻き戻しがないかを確認して報告してください。確認チェックリスト
表示改善は、作業後の確認まで含めて完了です。
- バックアップがある
- 戻す対象を特定した
- 全部戻していない
- 変更後にHTTP 200
- Fatal / 500 がない
- 意図しない巻き戻しがない
- 戻していないファイルを明記した
- 変更前後の差分を確認した
- 他の正常な変更を消していない
関連する使い方ガイド
注意書き
この記事は、実際の作業を一般化してまとめた実践ログ型ガイドです。具体的な案件名、内部情報、サーバーパス、秘密情報は掲載していません。
CSS変更やロールバックは、対象ファイルと確認項目を絞って行うことが重要です。Codexに任せる部分と、人間が実画面で判断する部分を分けることで、追加修正の積み増しや意図しない巻き戻しを避けやすくなります。


