最初に結論:迷ったらSolまたはPowerから始める
- Sol:曖昧、複雑、高価値、深い調査、仕上がり重視
- Terra:日常の実務、強い推論とツール利用、速度と効率のバランス
- Luna:正解が明確、繰り返し可能、大量処理、抽出・分類・変換
モデルは途中で変えて構いません。最初から完全な選択を狙うより、完了条件を明確にして1段階ずつ調整する方が現実的です。
GPT-5.6 Sol・Terra・Lunaの違い
Sol
複雑で自由度が高い仕事を、詳しく磨き上げるモデルです。
- 複数ファイルにまたがる設計・実装
- 原因が分からない不具合調査
- Deep Research、セキュリティ確認
- 文章・資料・成果物の仕上げ
Terra
日常の実務を安定して進める、実用的なオールラウンダーです。
- 既存ページ補強、記事追加
- 通常のコード修正、ツール利用
- 大きなファイルの確認、読み取り中心の調査
- 補助エージェントによる情報整理
Luna
ゴールが明確で、同じ型を繰り返せる仕事を速く処理するモデルです。
- 抽出、分類、タグ付け
- 形式変換、構造化要約
- 決まった基準による大量確認
- 短く明確な反復作業
| 比較項目 | Sol | Terra | Luna |
|---|---|---|---|
| 得意な仕事 | 曖昧で複雑な高価値タスク | 日常の幅広い実務 | 明確で反復可能な作業 |
| 重視する点 | 分析、判断、詳細、仕上がり | 能力、速度、効率の均衡 | 速度、低コスト、大量処理 |
| 指示の作り方 | 目的、制約、背景、完了条件を詳しく渡す | 対象と完了条件を明確にする | 入力形式、出力形式、判定基準を固定する |
| 避けたい使い方 | 単純作業へ毎回使い続ける | 最難関の問題を説明不足で丸投げする | 原因不明の調査や重要判断を任せる |
作業内容からモデルを選ぶ早見表
| 作業 | 第一候補 | 理由と切り替え条件 |
|---|---|---|
| 誤字・表記・形式修正 | Luna | 正解が明確で確認しやすい。判断が必要になったらTerraへ。 |
| 記事追加・既存ページ補強 | Terra | 通常は効率型で十分。構成や検索意図が曖昧ならSolへ。 |
| 通常のコード修正 | Terra | 対象とテストが明確ならTerra。影響範囲が広がったらSolへ。 |
| 原因不明の不具合 | Sol | 複数の仮説、ログ、依存関係を深く追う必要がある。 |
| セキュリティ・権限確認 | Sol | 前提、境界条件、見落としを慎重に確認する必要がある。 |
| 大量の抽出・分類・変換 | Luna | 入出力と正解例を固定できる。例外判断が増えたらTerraへ。 |
| サイト全体の設計・長時間作業 | Sol | 計画、分割、検証、仕上げまで一貫した判断が必要。 |
| 大きなファイルの読み取り・一次調査 | Terra | 速度と効率を重視して整理し、難しい判断だけSolへ渡す。 |
Power・Smarter・Faster・Advancedをどう使うか
現在の既定。Sol+中程度の推論です。迷った時の出発点にします。
より深い計画、分析、確認が必要な時に推論側を上げます。
速度と低コストを優先できる、範囲が明確な仕事で使います。
Advancedは、Lunaや特定のモデル、推論レベル、速度を自分で選びたい時に開きます。表示される選択肢は利用環境によって異なります。
「PowerよりSmarterが常に正しい」「Fasterは品質が低い」と固定的に考えません。作業の難しさと完了条件に合わせて選び、結果を確認して調整します。
モデル選択と推論レベルは別の設定
Sol・Terra・Lunaは能力、速度、コストの土台です。Light、Medium、High、Extra Highなどの推論レベルは、選んだモデルがそのタスクでどれだけ計画・分析・確認するかを調整します。
- Light:短く範囲が明確な仕事。CLIではLowと表示されます。
- Medium:速度と深さのバランス。Powerの基本設定です。
- High/Extra High:複数段階、複数情報源、難しい比較や確認。
- Max:単一タスクへより長い推論時間を与える設定。
- Ultra:分割可能な複雑作業を、サブエージェントで並行処理する設定。
ChatGPTデスクトップ、IDE、CLIでモデルを選ぶ
ChatGPTデスクトップ・Codex・IDE拡張
入力欄の下にあるモデルと推論のコントロールから、現在の環境で利用できるモデルを選びます。Ultraが表示されない場合は、対応環境で設定画面のConfigurationからモデル選択欄への表示を有効にします。
Codex CLI
対話中は /model で利用可能なモデルと推論設定を確認します。起動時にモデルを指定する場合は、現在の公式例では次の形です。
codex --model gpt-5.6config.tomlで既定値を置く場合は、現在利用できるモデルIDを確認してから設定します。
model = "gpt-5.6"
model_reasoning_effort = "high"画面のLightはCLIではLowに対応するなど、表示名が完全に同じとは限りません。Lunaを含む具体的なモデルIDが現在の環境に表示されない場合、推測で設定ファイルへ書かず、/modelまたはモデル選択画面で確認します。
モデルごとの指示例
Solへ渡す例
このサイト全体を調査し、表示不具合の原因を特定してください。
関連ファイル、依存関係、影響範囲を確認し、修正前に計画を示してください。
既存のSEOタグと認証設定は変更せず、差分・テスト・公開確認まで行ってください。Terraへ渡す例
既存ページのタイトルとH1を変えず、本文を検索意図に合わせて補強してください。
関連する既存ページへ内部リンクを追加し、390pxと1280pxで表示を確認してください。Lunaへ渡す例
このCSVを指定した列順へ変換してください。
重複行を一覧化し、値は変更せず、処理件数と除外件数を報告してください。モデル選択で避けたい失敗
- 常に最上位設定を選び、時間と使用量を増やす
- Lunaへ曖昧な判断や原因調査を丸投げする
- モデルを上げれば、曖昧な指示が自動的に直ると考える
- 権限、停止条件、差分確認をモデル性能で代替する
- 利用画面にないモデルIDや推論値を推測で設定する
重要なのは、モデル名だけではありません。目的、対象、制約、完了条件、人間確認を明確にすると、どのモデルでも結果を評価しやすくなります。
確認したOpenAI公式情報
- Models and recommended model choices
- Codex best practices
- Codex configuration basics
- Codex subagents
モデル、プリセット、推論レベル、提供条件は更新される可能性があります。実際に使う時は、現在のモデル選択画面と公式情報を確認してください。
FAQ
Codexのモデル選択で迷ったらどれを選びますか?
現在の公式ガイドでは、既定のPower設定またはSolから始める案内です。日常の効率型ならTerra、正解が明確な反復型ならLunaへ切り替えます。
SolとTerraの違いは何ですか?
Solは曖昧で複雑な高価値タスク、深い調査、仕上がり重視の仕事向けです。Terraは強い推論とツール利用を保ちながら、日常業務の速度と効率を重視します。
Lunaでサイトを公開してもよいですか?
公開作業そのものをモデル名だけで許可しません。対象が明確でも、バックアップ、権限、差分、リンク、表示、公開結果を人が確認します。原因調査や重要判断が含まれる場合はSolまたはTerraを検討します。
UltraはSolより強いモデルですか?
同じ種類の比較ではありません。Solはモデル、Ultraは対応環境で複数のサブエージェントを使う設定です。一つの難題を深く考えるMaxとも役割が異なります。
推論レベルは高いほどよいですか?
常に高い設定が最適とは限りません。高くすると時間と使用量が増えやすいため、必要な結果を得られる最も低い設定から始め、計画、分析、確認が足りない時に上げます。


