GPT-6 model selection for Codex

Codexのモデル選択|GPT-6 Astra・Sol・Lunaの違いと選び方

Codexのモデルは「一番強いものを常に選ぶ」のではなく、作業の難しさ、反復性、速度、使用量で選びます。2026年9月時点の GPT-6 Astra・Sol・Luna の違いを、サイト制作や日常業務の例で整理します。

当サイトはOpenAI公式サイトではありません。2026年9月25日時点の公式ドキュメント(Models)を確認し、実務上の選び方として整理しています。作業別の第一候補などは当サイトの目安です。

利用できるモデル、推論レベル、Power・Smarter・Faster・Advancedの表示は、製品画面、アカウント、契約、更新状況によって異なります。

先に答え:GPT-5.5 は2026年10月14日に使えなくなります

GPT-5.5 は、2026年10月14日に ChatGPT・ChatGPT Work・Codex から提供終了になります。個人向けも Business・Enterprise・Edu も全プランが対象で、OpenAI API は対象外です。ChatGPT でサインインして Codex を使っているなら、その日までに後継へ替えます。

プラン公式が挙げる後継
Plus・Pro・Business・Enterprise・EduGPT-6 Sol(gpt-6-sol)。使える場合
Free・Goデスクトップアプリの GPT-6 Luna(gpt-6-luna)。使える場合

替える場所は、ワークスペースの既定・保存したモデル設定・管理された設定・カスタムエージェント・予約したタスク・モデルを指定しているスクリプトです。config.toml なら次の1行を書き換えます。

# 替える前
model = "gpt-5.5"
# 替えた後(Plus 以上の例)
model = "gpt-6-sol"

提供終了の後に古い指定がどう動くか(自動で替わるのか、エラーになるのか)は、公式には書かれていません。前日までに自分で替えておくのが確実です。

2026年10月10日に OpenAI 公式「Models」の GPT-5.5 retirement で確認。9月14日の告知の時点では後継が GPT-5.6 Sol と書かれていましたが、今の公式の案内は上の表のとおりです。

2026年9月の変更点:GPT-6 世代と GPT-5.5 の提供終了

  • 2026年9月上旬から、GPT-6 Astra が Codex と ChatGPT Work で使えるようになりました。
  • 2026年9月22日から、GPT-6 Sol と GPT-6 Luna が Codex と ChatGPT Work で順次提供されています(Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu。Free と Go はデスクトップアプリで Luna)。ChatGPT では Work と Codex で使え、Chat では使えません。
  • 提供が進むあいだは、GPT-5.6 Sol・Terra・Luna も引き続き選べます。新しいモデルを選んでも、ワークスペースの権限は変わりません。
  • 2026年10月14日に、GPT-5.5 が ChatGPT・ChatGPT Work・Codex から提供終了になります(API は対象外)。代わりは、Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu では GPT-6 Sol(gpt-6-sol)、Free と Go ではデスクトップアプリの GPT-6 Luna(gpt-6-luna)と案内されています。保存したモデル設定、config.toml、予定したタスク、スクリプトで gpt-5.5 を指定していれば、それまでに替えます。
  • なお gpt-5.4 と gpt-5.4-mini は、2026年8月31日に ChatGPT でサインインした Codex から提供終了しています。

使えるモデルは、提供の進み具合、サインインの方法、使う画面で変わります。自分の画面のモデルの選択に並んでいるものを正としてください。

最初に結論:迷ったらSol、いちばん難しい仕事はAstra

公式ドキュメントでは、Astra は複数の手順やツールをまたぐいちばん難しい仕事、Sol は日常の作業と複雑なコーディング、Luna は正解がはっきりしたくり返しの仕事に向くと説明されています。何を選ぶか迷う時は Sol から始め、作業の性質が見えてから Astra や Luna へ切り替えると判断しやすくなります。
  • Astra:コード・アプリ・調査をまたぐ一連の作業を、判断を保ったまま最後まで進める
  • Sol:複雑なコード変更、深い調査、仕上がりを求める文書など、日常から難しい仕事まで
  • Luna:抽出・分類・変換・構造化した要約など、正解の形がはっきりした量の多い仕事

モデルは途中で変えて構いません。最初から完全な選択を狙うより、完了条件を明確にして1段階ずつ調整する方が現実的です。

GPT-6 Astra・Sol・Lunaの違い

Astra

いちばん難しい仕事を、最後まで通して進めるモデルです。

  • コード・アプリ・調査をまたぐ一連の作業
  • 資料、テンプレート、制約、確認の条件を渡して、使える成果物まで仕上げる
  • 途中で的を絞った質問をし、指示を取り込みながら元の目的と制約を保つ
  • 推論レベルは Light から(CLI・config では low)

Sol

日常の作業から複雑な仕事まで受け持つモデルです。

  • 複雑なコード変更
  • 深い調査(deep research)
  • 仕上がりを求める文書
  • 推論レベルは Medium から

Luna

正解の形がはっきりした、量の多い仕事を速く処理するモデルです。

  • 抽出、分類
  • 形式の変換
  • 構造化した要約
  • 推論レベルは High から(Max まで。Ultra には対応していない)
比較項目AstraSolLuna
得意な仕事(公式の説明)複数の手順やツールをまたぐ、いちばん難しい仕事日常の作業と、分析や判断が要る難しい仕事正解がはっきりした、くり返しの多い仕事
推論レベルの出発点(公式)Light(CLI・config では low)MediumHigh
渡すもの資料、テンプレート、制約、確認の条件目的、対象、完了の条件入力の形、出力の形、判定の基準、正解の例
避けたい使い方単純な作業に使い続ける完了の条件を決めずに丸投げする原因の分からない調査や重要な判断を任せる

GPT-5.6 Sol・Terra・Luna(提供が進むあいだは選べる)

7月時点の当サイトの整理では、GPT-5.6 の Sol は曖昧で複雑な高価値の仕事、Terra は速度と効率の釣り合った日常の実務、Luna は明確な反復作業に向く、としていました。GPT-6 には Terra にあたるモデルが無いので、Terra で回していた日常の作業は、まず GPT-6 Sol の Medium で試し、結果を見て調整するのが自然です。

作業内容からモデルを選ぶ早見表

公式の各モデルの説明をもとにした、当サイトの目安です。

作業第一候補理由と切り替え条件
誤字・表記・形式修正Luna正解が明確で確認しやすい。判断が必要になったらSolへ。
記事追加・既存ページ補強Sol構成や根拠の整理まで含むならSol。型が決まった流し込みならLunaも候補。
通常のコード修正Sol対象とテストが明確ならMediumで足りることが多い。影響範囲が広がったら推論を上げる。
原因不明の不具合Sol(High)またはAstra複数の仮説、ログ、依存関係を追う。ツールをまたいで最後まで調べ切るならAstra。
セキュリティ・権限確認Sol(High)前提、境界条件、見落としを慎重に確認する。人の確認は必ず残す。
大量の抽出・分類・変換Luna入出力と正解例を固定できる。例外判断が増えたらSolへ。
サイト全体の設計・長時間作業Astra計画、分割、検証、仕上げまで一貫した判断が必要。
大きなファイルの読み取り・一次調査Sol整理まではSol。決まった形への抜き出しはLunaへ渡す。

Power・Smarter・Faster・Advancedをどう使うか

アプリのモデルの選択では、まず Power の段階を使います。公式ドキュメントでは、アカウントで使える既定の段階から始め、深く考えさせたい時は Smarter 側、速さと使用量を優先する時は Faster 側へ動かすよう案内されています。

Power

既定の段階から始めます。公式の説明図では、Luna High・Sol Light・Sol Medium・Astra Light・Astra Medium・Astra Extra High の6段階で、最初は Sol Light です。

Smarter

計画、分析、確認が足りない時に、Astra や高い推論の側へ動かします。

Faster

範囲がはっきりした仕事で、速さと使用量を優先する時に Luna の側へ動かします。

Advancedを開くと、モデル、推論レベル、速度を自分で選べます。選べる段階と既定は、プラン、使う画面、ワークスペースの設定、提供の進み具合で変わります(有料プランの一部では Astra Extra High が出ません)。

「PowerよりSmarterが常に正しい」「Fasterは品質が低い」と固定的に考えません。作業の難しさと完了条件に合わせて選び、結果を確認して調整します。

モデル選択と推論レベルは別の設定

Astra・Sol・Luna は能力、速度、コストの土台です。Light、Medium、High、Extra Highなどの推論レベルは、選んだモデルがそのタスクでどれだけ計画・分析・確認するかを調整します。

  • Light:短く範囲が明確な仕事。CLIではLowと表示されます。Astra の出発点です。
  • Medium:速度と深さのバランス。Sol の出発点です。
  • High/Extra High:複数段階、複数情報源、難しい比較や確認。High は Luna の出発点です。
  • Max:単一タスクへより長い推論時間を与える設定。選択肢に無い時は、アプリの設定でオンにします。
  • Ultra:分割可能な複雑作業を、サブエージェントで並行処理する設定(GPT-6 Luna は非対応)。
MaxとUltraはモデル名ではありません。Maxは一つの難題を深く考える設定、Ultraは意味のある複数部分へ分けて並行処理する設定です。多くの作業ではPowerや通常の推論レベルで十分です(推論レベルの詳しい解説)。

ChatGPTデスクトップ、IDE、CLIでモデルを選ぶ

ChatGPTデスクトップ・IDE拡張・ChatGPT Work

入力欄の下にあるモデルと推論のコントロールから、いまの環境で使えるモデルを選びます。使っているモデルが Ultra に対応しているのに出ない場合は、デスクトップアプリの「設定 > Configuration」で「Ultra in model picker slider」をオンにします。

Codex CLI

対話中は /model でモデルと推論の設定を切り替えます。起動時にモデルを指定する場合は、公式の例では次の形です(codex exec でも -m が使えます)。

codex --model gpt-6-sol
codex exec -m gpt-6-sol "Review the current changes"

config.tomlで既定値を置く場合は、いま使えるモデルIDを確認してから設定します。公式は、明示して設定する場合 Sol は medium、Luna は high、Astra は low から始めるよう案内しています。

model = "gpt-6-sol"
model_reasoning_effort = "medium"

画面のLightはCLIではLowに対応するなど、表示名が完全に同じとは限りません。gpt-6-sol などのモデルIDがいまの環境に出ない場合は、推測で設定ファイルへ書かず、/modelまたはモデル選択画面に並んでいるものを使います。

Codex CLI では、2026年9月23日の 0.156.1 からモデル選択に GPT-6 Sol と Luna が出るようになり、9月25日の 0.157.0 で Amazon Bedrock での利用と、古いモデルを使っている時に移行を促す案内が加わりました。選択肢に出ない時は、まず codex --version で版を確かめ、更新してから選び直します。

モデルごとの指示例

Astraへ渡す例

このサイト全体を調査し、表示不具合の原因を特定してください。
関連ファイル、依存関係、影響範囲を確認し、修正前に計画を示してください。
既存のSEOタグと認証設定は変更せず、差分・テスト・公開確認まで行ってください。

Solへ渡す例

既存ページのタイトルとH1を変えず、本文を読者の疑問に合わせて補強してください。
関連する既存ページへ内部リンクを追加し、390pxと1280pxで表示を確認してください。

Lunaへ渡す例

このCSVを指定した列順へ変換してください。
重複行を一覧化し、値は変更せず、処理件数と除外件数を報告してください。

モデル選択で避けたい失敗

  • 常に最上位設定を選び、時間と使用量を増やす
  • Lunaへ曖昧な判断や原因調査を丸投げする
  • モデルを上げれば、曖昧な指示が自動的に直ると考える
  • 権限、停止条件、差分確認をモデル性能で代替する
  • 利用画面にないモデルIDや推論値を推測で設定する

重要なのは、モデル名だけではありません。目的、対象、制約、完了条件、人間確認を明確にすると、どのモデルでも結果を評価しやすくなります。

迷いやすい境界ケースの判断

早見表で拾えないのは、「見た目の大きさ」と「実際の難しさ」がずれている作業です。実際に迷いやすいのは次のようなケースで、判断の軸は作業量ではなく、間違えた時の被害と、判断の難しさです。

ケース見た目実際選び方
100ページの一括置換大仕事に見えるやることは機械的で単純軽いモデルで十分。その分、置換条件を厳密に指示する
1ファイルだけの設定変更(.htaccessなど)小さく見える間違えるとサイト全体が止まる強いモデル+実行前に人間が差分確認
不具合の原因調査調べるだけに見える仮説の立て方で結果が全く変わる強いモデル。調査こそ性能差が出る
決まった型に流し込む記事の量産文章だから重そうに見える型が決まっていれば判断は少ない標準モデルで型を固定して回す

逆に言うと、「量が多いから強いモデル」は誤りです。量が多く単純な作業に強いモデルを使うと、使用量だけ消費して結果はほぼ同じ、ということになります。

1つの作業の中でモデルを切り替える

モデル選択は「作業ごとに1つ選ぶ」だけでなく、1つの作業を段階で分けて、段階ごとに変える使い方ができます。実際に運用していて安定しているのは次の分担です。

  1. 方針決め・設計:強いモデル。「何をどの順でやるか」「どこにリスクがあるか」を決める段階。ここの質が後の全部に響くので、いちばん性能を使う価値があります。
  2. 実作業・量産:標準モデル。設計が文章になっていれば、実行段階の判断は減っています。設計書をそのまま渡して進めます。
  3. 公開前の最終確認:強いモデルか人間。見落としを拾う段階なので、また性能側に戻します。

この分け方の利点は、強いモデルの使用量を「判断が必要な場面」だけに集中できることです。全部を強いモデルでやると、上限に達して作業自体が止まります。全部を軽いモデルでやると、設計の粗さが量産段階で増幅されます。

使用量の上限から逆算する

モデルの性能だけ見て選ぶと、月の途中で上限に当たって作業が止まります。契約プランには利用上限があり、強いモデルほど消費が速いのが一般的です。次の順で考えると破綻しません。

  • 今月やる作業を「判断が重い順」に並べる。強いモデルを使う価値がある作業は、実際にはそれほど多くありません。
  • 強いモデルは上位の作業だけに割り当てる。残りは標準側に回します。
  • 作業の途中で上限に当たった場合にどうするかを先に決めておく。中断できる作業なら待てばよいですが、公開作業の途中で止まると中途半端な状態が残ります。重い作業は残量に余裕がある時に始めてください。

なお、各プランの上限値や消費の仕組みは変更されることがあります。数字はここに書かず、自分の画面の使用量表示と公式の説明で確認してください。「残りどれくらいで、今日の作業は最後まで走り切れるか」を作業前に見る習慣のほうが、正確な数字を覚えるより役に立ちます。

実際に起きたモデル選択の失敗

モデル選択の失敗は「性能が足りなかった」だけではありません。運用していて実際に起きたのは、むしろ次のパターンです。

失敗何が起きたか対策
強いモデルで軽作業を続けて上限に到達月の後半、本当に性能が必要な作業の途中で止まった軽作業を標準モデルに移し、残量を「重い作業のために取っておく」
軽いモデルで日本語の長文を量産一見きれいだが、文脈の取り違えや不自然な言い回しが混ざり、後から全ページ点検になった量産でも「最初の数ページを強いモデルか人間が確認してから」残りを流す
モデルを変えたことを忘れて指示文を使い回す前のモデルでは通じていた曖昧な指示が、通じなくなったモデルを変えたら、最初の1件は小さく試して出力の癖を確認する

2つ目は特に見つけにくい失敗です。生成直後は問題に見えず、まとめて公開した後で気づくため、直す量が膨らみます。量産に入る前の抜き取り確認を工程に入れておいてください。

モデルごとのトークン単価と文脈の上限が実額でどれだけ違うかは、fable.tokyoが原稿1本あたりの金額で実測しています。

確認したOpenAI公式情報

モデル、プリセット、推論レベル、提供条件は更新される可能性があります。実際に使う時は、現在のモデル選択画面と公式情報を確認してください。

FAQ

Codexのモデル選択で迷ったらどれを選びますか?

公式ドキュメントでは、Sol は日常の作業と複雑なコーディング、Luna は正解がはっきりしたくり返しの仕事、Astra は複数の手順やツールをまたぐいちばん難しい仕事に向くと説明されています。迷ったら Sol(推論は Medium)から始め、足りなければ Astra、単純で量が多ければ Luna へ切り替えます。

AstraとSolの違いは何ですか?

Astra は、コード・アプリ・調査をまたぐ一連の作業を、判断を保ったまま最後まで進める仕事向けです。Sol は、複雑なコード変更、深い調査、仕上がりを求める文書など、日常から難しい仕事まで受け持ちます。推論は Astra が Light、Sol が Medium から始めるよう案内されています。

Lunaでサイトを公開してもよいですか?

公開作業そのものをモデル名だけで許可しません。対象が明確でも、バックアップ、権限、差分、リンク、表示、公開結果を人が確認します。原因調査や重要判断が含まれる場合はSolまたはAstraを検討します。

GPT-5.6のTerraは使えなくなりますか?

2026年9月24日時点では、GPT-6 の提供が進むあいだ GPT-5.6 Sol・Terra・Luna も選べると案内されています。提供終了が決まっているのは GPT-5.5(2026年10月14日)です。今後の扱いは公式の告知で確かめてください。

UltraはSolより強いモデルですか?

同じ種類の比較ではありません。Solはモデル、Ultraは対応環境で複数のサブエージェントを使う設定です。一つの難題を深く考えるMaxとも役割が異なります。なお GPT-6 Luna は Ultra に対応していません。

推論レベルは高いほどよいですか?

常に高い設定が最適とは限りません。高くすると時間と使用量が増えやすいため、必要な結果を得られる最も低い設定から始め、計画、分析、確認が足りない時に上げます。

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