Codex CLI でできること
2026年9月29日に確認した公式ドキュメントでは、Codex CLI は手元のリポジトリに対して、ファイルを調べる、編集する、入っているツールでコマンドを実行する、の3つを任せる道具です。モデル、推論の強さ、権限、実行するコマンドを作業に合わせて選べ、対話で使うほか、codex exec でスクリプトや CI からも呼べます。
CLI は、起動したフォルダをそのチャットのプロジェクトとして扱います(-C/--cd でフォルダを指定することもできます)。デスクトップアプリの Projects の画面は CLI にはありません。サイト制作なら、HTML・CSS の修正、リンクや sitemap の確認、公開前チェックの下準備に向いています。
インストールと更新(公式の4つの方法)
| 方法 | 入れる | 更新する |
|---|---|---|
| macOS・Linux(公式のインストーラー) | curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh | 同じコマンドをもう一度 |
| Windows(公式のインストーラー) | powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://chatgpt.com/codex/install.ps1 | iex" | 同じコマンドをもう一度 |
| npm | npm install -g @openai/codex | 同じコマンドをもう一度 |
| Homebrew | brew install --cask codex | brew upgrade --cask codex |
更新は、入れた時と同じ方法で行います。自分で更新できる版なら codex update も使えます。いまの版は codex --version で確かめます。
インストーラーは、インターネットから取ってきたスクリプトをそのまま実行する形です。URL が公式(chatgpt.com)であることを確かめてから打ち、会社の PC では実行してよいかを先に確認してください。OS ごとの細かい手順はインストール方法とWindows で使う時にまとめています。
最初の作業:サインインと1回目の依頼
- 作業したいプロジェクトのフォルダで
codexを実行する。ホームフォルダやドキュメント全体で起動しないようにします。 - サインインする。初回は「Sign in with ChatGPT」か、ほかのサインイン方法を選びます。ChatGPT でサインインするとプランの利用枠から、API キーでサインインすると API の料金として使った分が数えられます。
- まず説明だけを頼む。公式の例のとおり「Tell me about this project(このプロジェクトについて説明して)」のように、変更しない依頼から始めます。
公式は、作業の前と後に Git のチェックポイント(コミット)を作り、戻せるようにしておくことを勧めています。
よく使うコマンドと操作
| やりたいこと | コマンド・操作 |
|---|---|
| 変更を見る(Git がまだ追っていないファイルも含む) | /diff |
| 作業後に変更をレビューさせる | /review(対話の外なら codex review) |
| 確認なしでできる範囲を見る・変える | /permissions |
| いまのモデル・承認の設定・残りの文脈を見る | /status |
| 前のチャットに戻る | codex resume//resume |
| 別の案を試す・長いチャットを軽くする | /fork//compact |
| エラーの画面などを添えて始める | codex --image |
| その回だけ最新のウェブ検索を使う | codex --search |
| ファイルを指定する・手元のコマンドを実行する | 入力欄で @(ファイル検索)/行の先頭に ! |
| 動いている間に次の指示を積む | Tab |
| スクリプトや CI から動かす | codex exec |
分岐と要約の使い分けは新しいチャットを使うタイミングで、版ごとの変更の読み方はchangelog の見方で説明しています。
手元で使う時に気をつけること
- 起動したフォルダが作業の範囲になる。対象のサイトやリポジトリのフォルダで起動し、未コミットの変更が無いかを先に見ます。
- 秘密情報を作業フォルダに置かない。.env、API キー、秘密鍵、DB の接続情報が混ざっているなら、触らせないことを指示に書き、Git に入らないようにします。
- 無人で動かす時は範囲を絞る。公式は、作業フォルダの中で済む無人の作業には
--sandbox workspace-writeを使い、--dangerously-bypass-approvals-and-sandboxは専用の隔離された環境(VM など)の中以外では避けるよう案内しています。 - 書ける場所を広げる時は
--add-dir。--sandbox danger-full-accessで全体を開けるより、必要なフォルダだけを足すのが公式の勧めです。 - 公開の前に差分を人が読む。
/diffで変更ファイルと中身を見てから、コミット・公開へ進みます。
動かない・おかしい時
障害かどうかは OpenAI のステータスページ、自分の環境は codex doctor、いまのチャットの状態は /status、と分けて確かめます。デスクトップアプリでは使えるのに CLI では使えない(またはその逆の)機能は、版の違いのことがあります。
FAQ
Codex CLIは初心者でも使えますか?
使えますが、ターミナル、作業フォルダ、Git 差分の確認に慣れていない場合は、説明だけを頼む依頼や小さな修正から始める方が安全です。
CLIで一番注意することは何ですか?
起動するフォルダと秘密情報です。どのフォルダを触らせるか、API キーやパスワードを含むファイルが混ざっていないかを先に確認します。
Windows でも使えますか?
使えます。公式の Windows 用インストーラーか npm で入れられます。サンドボックスの設定はWindows で使う時で説明しています。
料金はかかりますか?
ChatGPT でサインインした場合はプランの利用枠とクレジットから、API キーでサインインした場合は API の料金として数えられます。条件は料金と使い分けと公式の料金ページで確かめてください。


