codex doctorとは
codex doctor は、Codex CLIの状態を確認するための診断コマンドです。Codexが起動しない、認証が通らない、ネットワークや設定まわりが怪しい、といった時に、まず現在の状態を見える化するために使います。
doctor の結果は「この設定に変えれば必ず直る」という指示ではありません。出力された項目を手がかりに、環境、認証、通信、設定、作業ディレクトリのどこで止まっているのかを分けて見ます。
codex doctorを使う場面
- Codex CLIが起動しない、または途中で止まる時
- ログイン状態や認証状態が分からない時
- 認証エラー、接続エラー、権限エラーの切り分けをしたい時
- ネットワーク接続やプロキシ、社内環境の影響が気になる時
- 設定ファイルやローカル状態を確認したい時
- 不具合報告や問い合わせ前に、状態を整理したい時
- GPTや別のAIに相談する前に、貼ってよい範囲の診断メモを作りたい時
codex doctorで確認する項目
実際の出力内容は、Codex CLIのバージョン、OS、ログイン方法、設定状態によって変わる可能性があります。下の表は、診断で見る観点の例です。
| 項目 | 見ること | 注意点 |
|---|---|---|
| runtime | Codexが動く環境か | OSやCLIのバージョン差に注意する |
| auth | ログインや認証状態 | トークンや秘密情報を貼らない |
| terminal | ターミナル環境 | 表示崩れ、実行ポリシー、権限に注意する |
| network | 接続状態 | 一時的な障害や社内ネットワークの制限もあり得る |
| config | 設定ファイル | 結果だけを見て勝手に変更しない |
| local state | ローカル状態 | 削除、初期化、リセットは慎重に行う |
codex doctorの基本コマンド
まずは通常の診断を実行します。出力が長い場合は、エラーや warning の周辺だけでなく、どの項目が成功し、どの項目が確認待ちなのかも見ます。
codex doctor
オプションが利用できる環境では、機械可読の形式で出力できる場合があります。仕様は変わる可能性があるため、現在のCLIのヘルプや公式情報を確認してください。
codex doctor --json
--json と報告書への貼り方
--json のような機械可読出力は、報告書や別ツールで整理しやすい形式です。ただし、JSONだから安全という意味ではありません。貼る前に、パス、ユーザー名、設定値、認証情報、環境変数のような情報が含まれていないか確認します。
以下は説明用のダミー例です。実際の出力内容を保証するものではありません。
{
"runtime": "ok",
"auth": "check",
"network": "ok",
"config": "check"
}
報告書へ貼る前の整理例
codex doctor 確認:
- 実行日時: 2026-05-25
- 実行環境: Windows / PowerShell など
- 気になる項目: auth が check、network は ok
- 伏せた情報: ユーザー名、ローカルパス、認証情報
- 次に確認したいこと: ログイン状態とCLIバージョン
Codexが動かない時の切り分けの流れ
- まず
codex doctorで状態を確認する - エラーが出ている項目を runtime、auth、network、config、local state に分ける
- 診断結果をそのまま公開せず、秘密情報を伏せる
- すぐに設定変更や削除をせず、関連ページや公式情報を確認する
- 報告書に「確認したこと」「伏せたこと」「次に試すこと」を分けて書く
- 必要なら Codexトラブル対応の入口 や Codex報告書の読み方 に戻って確認する
診断結果に貼らない方がよい情報
| 貼らない情報 | 理由 | 代わりにどう書くか |
|---|---|---|
| 認証トークン | 第三者に使われる可能性がある | 「auth周辺でエラー」と書く |
| APIキー | 課金や不正利用につながる可能性がある | 値を消して項目名だけ残す |
| パスワード | アカウント保護に関わる | 絶対に貼らない |
| ローカルの詳細パス | ユーザー名や社内構成が見える場合がある | 必要なら C:\...\project のようにぼかす |
| 社内リポジトリ名 | 非公開情報にあたる場合がある | 「private repo」などに置き換える |
| 設定ファイル全文 | 秘密情報や内部URLが混ざりやすい | 該当行だけ伏せて共有する |
doctor の結果を見て、すぐ設定ファイルを直したり、ローカル状態を削除したりするのは避けます。特に認証、キャッシュ、設定、作業ディレクトリに関わる操作は、バックアップや影響範囲を確認してから進めます。
FAQ
codex doctorを実行すれば、原因は必ず分かりますか?
必ず分かるとは限りません。環境、認証、ネットワーク、設定などを分けて見るための手がかりとして使います。結果だけで断定せず、ログや再現手順も合わせて確認します。
--json の出力をそのまま報告書に貼ってもいいですか?
そのまま貼る前に、秘密情報、ユーザー名、ローカルパス、内部URL、設定値が含まれていないか確認してください。必要な部分だけ抜き出し、伏せた情報も報告書に書くと安全です。
doctorでconfigに注意が出たら、すぐ設定を変えてよいですか?
すぐ変更しない方が安全です。設定変更は他の作業や認証状態に影響することがあります。まず現状をメモし、必要ならバックアップを取ってから小さく確認します。
Codex CLIがPowerShellで実行できない時も使えますか?
実行ポリシーやPATHの影響でコマンド自体が起動しない場合があります。その場合は、エラーメッセージ、OS、ターミナル、実行したコマンドを整理し、秘密情報を伏せて相談します。
公式情報はどこで確認しますか?
CodexやCLIの仕様は変わる可能性があります。OpenAIのCodex関連ドキュメントやヘルプ、現在のCLIのヘルプ表示を確認し、このページは実務での切り分け補助として使ってください。


