このマニュアルで分かること
Codexへの頼み方を整理します。作業を小さく分ける、変更してよいもの、変更してはいけないもの、停止条件、報告書形式、テンプレートページへの導線をまとめます。
使うタイミング
Codexへ作業を投げる前に、指示文を整理する時に使います。
全体の流れ
オーダー(依頼文)は7つの部品でできています。順番も含めてこの型に沿って書けば、抜けのない依頼になります。
| 部品 | 書き方の例 | 抜けると起きること |
|---|---|---|
| ①目的を1つに絞る | 「トップページの更新情報欄に新記事へのリンクを追加する」 | 複数目的が混ざり、確認も切り戻しも複雑になる |
| ②対象を明記する | 「対象:/index.html の更新情報セクションのみ」 | AIが対象を推測で広げ、想定外のファイルを触る |
| ③変更してよいものを書く | 「変更可:該当セクションのHTML」 | 許可範囲が不明で、作業が過剰に慎重or過剰に大胆になる |
| ④変更してはいけないものを書く | 「変更禁止:SEOタグ、ads.txt、共通CSS、他ページ」 | 本文修正のつもりが重要設定に波及する |
| ⑤停止条件を書く | 「禁止対象の変更が必要になったら停止して報告」 | 想定外の場面でAIが判断を続けてしまう |
| ⑥作業後の確認項目を書く | 「確認:公開URLで表示、リンク先200 OK、スマホ幅」 | 「完了」の基準がなく、未確認のまま終わる |
| ⑦報告書形式を書く | 「報告:変更ファイル一覧、確認結果、停止条件該当の有無」 | 毎回形式が違う報告になり、読む負担が増える |
毎回ゼロから書く必要はありません。②の対象と①の目的だけ差し替えれば使い回せるので、一度自分用の雛形を作ってしまうのが効率的です。雛形は指示テンプレート集にまとめています。
チェックリスト
- 一度に頼みすぎていない
- 対象URLが明確
- 触らないものが明確
- 停止条件が具体的
- 未作成URLにリンクしない指定がある
- 報告書に確認結果を入れる指定がある
Codexに頼む時の指示例
以下の作業をCodexに依頼するため、目的、対象ページ、変更してよいもの、変更してはいけないもの、停止条件、確認項目、報告書形式に分けて指示文を整えてください。停止条件
- 対象が曖昧
- 禁止事項が書けない
- 大規模改修になりそう
- SEOタグや広告コード変更が必要になりそう
1回のオーダーに入れてよい作業量
オーダーが失敗する原因の多くは、指示の書き方ではなく1回に詰め込んだ量です。作業量の目安を先に決めておくと、指示文の書き方に悩む時間も減ります。
| オーダーの大きさ | 目安 | 向き不向き |
|---|---|---|
| ちょうどよい | 1〜3ファイル、確認は1〜2ページを見れば済む | 報告を受けてから5分で検証を終えられる。推奨 |
| やや大きい | 5〜10ファイル、確認に10分以上かかる | 可能だが、報告書に変更ファイル一覧を必ず出させる |
| 大きすぎる | 「サイト全体を」「全ページの」で始まる依頼 | 問題が起きた時に切り分けできない。分割する |
判断の基準は「もし全部間違っていたら、何分で元に戻せるか」です。数分で戻せる規模なら安心して頼めます。戻すのに1時間かかりそうなら、その時点で分割のサインです。大きな作業を一度で終わらせるより、小さな確定を積み重ねる方が、結果的に速く進みます。


