まず一言でいうと
Codexには、作業に必要な情報だけを渡し、個人情報・認証情報・秘密情報はできるだけ伏せて使います。
Codexを実務で使う時は、便利さより先に「渡してよい情報」と「渡さない情報」を分けます。公開済みURLや一般化した作業内容は扱いやすい一方、個人情報、顧客情報、APIキー、認証情報、GitHub Secrets、Google Driveの共有リンクは慎重に確認します。
公式に書かれている、Codex に渡した情報の扱い
「Codex に入れた個人情報はどう扱われるのか」は、使っているプランと、手元に残る記録の2つに分けて確かめます(2026年10月10日に OpenAI 公式ドキュメントで確認)。
| 確かめること | 公式に書かれていること |
|---|---|
| Business・Enterprise・Edu のワークスペース | 対象の OpenAI のサービスで扱う業務データは、通信中も保存時も暗号化され、既定では OpenAI のモデルの学習に使われません。 |
| 個人向けのプラン | 学習への利用は ChatGPT のデータコントロールの設定で決まります。設定の内容は OpenAI ヘルプの Data Controls FAQ で確かめてください。 |
| 手元の PC に残る記録 | 会話の記録は ~/.codex/sessions、アーカイブした会話は ~/.codex/archived_sessions に保存されます。記録を誰かに渡す前に、個人情報が入っていないかを先に見るよう公式も案内しています。 |
| 不具合の報告で送るもの | /feedback では、いまの会話を添えて送るかを選べます。設定ファイルの [feedback] で enabled = false にすると、そのマシンからは送れなくなります。 |
出典:ChatGPT Work local security、Troubleshooting(Feedback and logs)、Configuration reference(feedback.enabled)
このページで整理すること
Codexに渡してよい情報、渡さない方がよい情報、伏せ方、置き換え方、公開前チェックを整理します。危険を煽るためではなく、実務でCodexを安全に使うための境界線を決めるページです。
Codexに渡してよい情報
- 公開済みURLを対象として指定する
- 個人名や連絡先を伏せた本文案を整理する
- 変更してよいファイルと触らないファイルを分ける
- 公開前チェック項目を表にする
渡さない方がよい情報
- APIキー、パスワード、トークン、秘密鍵を貼る
- 顧客名や社内資料をそのまま貼る
- Google Drive共有範囲を確認せずリンクを渡す
- 報告書を匿名化せず公開記事にする
Codexに渡す前の情報分類表
| 情報 | 渡してよい? | 注意点 |
|---|---|---|
| 公開済みURL | 基本OK | 対象を明確にする |
| ページ本文案 | 条件付き | 個人情報や顧客情報を伏せる |
| 画像素材 | 条件付き | 権利、人物、写り込みを確認する |
| APIキー | NG | 実値を入れない |
| パスワード | NG | 絶対に入れない |
| 顧客名 | 原則NG | 匿名化する |
| サーバーパス | 原則伏せる | 報告書では一般化する |
| DB情報 | NG | 構造変更は停止条件にする |
伏せ方・置き換え方
| 元の種類 | 置き換え例 |
|---|---|
| 実名 | 担当者A、利用者A |
| メールアドレス | メールアドレスA |
| サーバーパス | サーバーパスA |
| APIキー | APIキーは伏せる |
| 顧客名 | 顧客A |
| 電話番号 | 電話番号は省略 |
公開前チェック表
| 確認項目 | 見ること |
|---|---|
| 本文 | 個人情報や会社情報が出ていないか |
| 画像 | 顔、住所、連絡先、内部画面が写っていないか |
| リンク | 共有リンクが公開されすぎていないか |
| meta情報 | 内部情報や顧客名が入っていないか |
| 報告書 | パス、ログ、認証情報がないか |
| GitHub差分 | Secrets、.env、ログが混ざっていないか |
やってはいけないこと
Codexに秘密情報をそのまま貼らない、GitHub Secretsや.envの実値を公開しない、Google Drive共有範囲を確認せずリンクを渡さない、報告書を匿名化せず公開しない。この4つを最低限の停止線にします。
- 法律判断やセキュリティ判断を断定しない。
- DB、cron、.htaccess、AdSense、Search Console確認タグ、robots.txt、ads.txtは軽作業として扱わない。
- 成果保証、順位保証、安全性の保証を書かない。
関連ページ
FAQ
Codexに個人情報を渡してもいいですか?
作業に不要な個人情報は渡さない方が安全です。必要な場合も、匿名化や一般化を先に行い、公開前に再確認します。
APIキーやトークンはどう扱いますか?
実値は指示文、報告書、公開ページ、GitHub差分に出さないのが基本です。必要そうな場面では停止条件にします。
Google Driveリンクは貼ってよいですか?
共有範囲、閲覧権限、編集権限、含まれる個人情報や会社情報を確認してから判断します。実例リンクは公開ページに載せません。
報告書を実践ログ化できますか?
できますが、サーバーパス、ログ、顧客情報、認証情報、内部情報を一般化・匿名化してから使います。


