まず一言でいうと
公開前チェックでは、ページ内に出してはいけない個人情報・内部情報・秘密情報が混ざっていないか確認します。
公開前チェックは、表示崩れやSEOタグだけでなく、本文、画像、alt、リンク、meta情報、HTMLコメント、報告書由来の文言に秘密情報がないかを見る作業です。公開してから気づくより、公開前に止める方が安全です。
このページで整理すること
Codexに渡してよい情報、渡さない方がよい情報、伏せ方、置き換え方、公開前チェックを整理します。危険を煽るためではなく、実務でCodexを安全に使うための境界線を決めるページです。
Codexに渡してよい情報
- 本文、画像、リンク、meta情報を点検する
- Google Drive共有リンクの範囲を確認する
- GitHub差分で.envやログ混入を確認する
- 公開URLで表示とnoindexを確認する
渡さない方がよい情報
- 内部情報入りのスクリーンショットを使う
- 共有範囲未確認のDriveリンクを公開する
- ローカルパスやサーバー情報を残す
- 公開前チェックなしで本番扱いにする
Codexに渡す前の情報分類表
| 情報 | 渡してよい? | 注意点 |
|---|---|---|
| 公開済みURL | 基本OK | 対象を明確にする |
| ページ本文案 | 条件付き | 個人情報や顧客情報を伏せる |
| 画像素材 | 条件付き | 権利、人物、写り込みを確認する |
| APIキー | NG | 実値を入れない |
| パスワード | NG | 絶対に入れない |
| 顧客名 | 原則NG | 匿名化する |
| サーバーパス | 原則伏せる | 報告書では一般化する |
| DB情報 | NG | 構造変更は停止条件にする |
伏せ方・置き換え方
| 元の種類 | 置き換え例 |
|---|---|
| 実名 | 担当者A、利用者A |
| メールアドレス | メールアドレスA |
| サーバーパス | サーバーパスA |
| APIキー | APIキーは伏せる |
| 顧客名 | 顧客A |
| 電話番号 | 電話番号は省略 |
本文以外に情報が残る場所
公開前チェックでは本文を読み返しますが、本文以外の部分に情報が残っていることがあります。見落としやすい箇所を挙げます。
| 箇所 | 残りやすいもの | 確認方法 |
|---|---|---|
| 画像のファイル名 | 案件名、日付、内部の呼称 | アップロード前に名前を見る |
| スクリーンショット | タブ名、通知、パス、メールアドレス | 拡大して端まで見る |
| コメントアウトした部分 | 作業中のメモ、消したはずの文章 | 公開HTMLを表示して確認する |
| URLのパラメータ | テスト用の識別子 | リンク先を実際に開く |
| meta情報 | 下書き時の説明文 | descriptionが本番用か見る |
3行目は特に注意が必要です。画面に表示されていなくても、HTMLの中には残っています。消したつもりの文章がコメントとして残っていると、ソースを見れば誰でも読めます。
公開してから気づいた場合
公開後に問題に気づいた時、対応には順番があります。慌てて消すだけでは不十分なことがあります。
- 認証情報が含まれていた場合:まず無効化します。ページを消すより先です。
- 他人の情報が含まれていた場合:該当部分を削除し、必要なら本人に連絡します。
- ページ全体を消すかは慎重に:削除するとリンク切れになります。該当部分だけ直せる場合は、その方が影響が小さくなります。
- キャッシュや保存に残る前提で:削除しても、それまでに閲覧・保存された分は戻りません。
最後の点が本質です。公開は取り消せないため、公開前の確認に時間をかける方が、公開後の対応より確実に軽く済みます。急いで公開する必要がある場面ほど、この工程を省略しないでください。
公開前チェック表
| 確認項目 | 見ること |
|---|---|
| 本文 | 個人情報や会社情報が出ていないか |
| 画像 | 顔、住所、連絡先、内部画面が写っていないか |
| リンク | 共有リンクが公開されすぎていないか |
| meta情報 | 内部情報や顧客名が入っていないか |
| 報告書 | パス、ログ、認証情報がないか |
| GitHub差分 | Secrets、.env、ログが混ざっていないか |
やってはいけないこと
Codexに秘密情報をそのまま貼らない、GitHub Secretsや.envの実値を公開しない、Google Drive共有範囲を確認せずリンクを渡さない、報告書を匿名化せず公開しない。この4つを最低限の停止線にします。
- 法律判断やセキュリティ判断を断定しない。
- DB、cron、.htaccess、AdSense、Search Console確認タグ、robots.txt、ads.txtは軽作業として扱わない。
- 成果保証、順位保証、安全性の保証を書かない。
関連ページ
FAQ
Codexに個人情報を渡してもいいですか?
作業に不要な個人情報は渡さない方が安全です。必要な場合も、匿名化や一般化を先に行い、公開前に再確認します。
APIキーやトークンはどう扱いますか?
実値は指示文、報告書、公開ページ、GitHub差分に出さないのが基本です。必要そうな場面では停止条件にします。
Google Driveリンクは貼ってよいですか?
共有範囲、閲覧権限、編集権限、含まれる個人情報や会社情報を確認してから判断します。実例リンクは公開ページに載せません。
報告書を実践ログ化できますか?
できますが、サーバーパス、ログ、顧客情報、認証情報、内部情報を一般化・匿名化してから使います。