新PCで最初に確認すること
Codex作業用PCを乗り換える時は、まず「作業できるか」より「安全に作業できるか」を確認します。GitHubログイン、GitHub Desktop、repo clone、branch、PR、ローカル作業フォルダ、deploy scriptの場所を順番に見ます。
古いPCから新しいPCへ、FTP情報、SSH鍵、SFTP情報、DB情報、APIキー、token、.envをまとめてコピーするのは危険です。必要なものはパスワード管理ツールやGitHub Secrets、環境変数など、適切な場所で再設定します。
Codex作業再開の順番
| 順番 | 確認すること | 注意点 |
|---|---|---|
| 1 | GitHubログインとGitHub Desktop | 個人アカウントと作業用アカウントを混同しない。 |
| 2 | repo cloneと作業フォルダ | 旧PCの作業中ファイルを上書きしない。 |
| 3 | branch / PR運用 | main直作業を避け、差分を見てから進める。 |
| 4 | deploy script | 本体を編集せず、まず動作条件だけ確認する。 |
| 5 | 公開前チェック | 1サイトだけで200 OK、sitemap、内部リンクを確認する。 |
共通チェックリスト
- 旧PCの重要フォルダと、新PCへ移すものを分ける
- GitHubやDriveに置いてよいものと、置かないものを分ける
- APIキー、token、.env、SSH鍵、FTP情報、DB情報を平文で保存しない
- ブラウザ保存パスワードと2段階認証の復旧方法を確認する
- Google、Microsoft、GitHub、ChatGPTなどのログイン状態を確認する
- 古いPCにログインや接続アプリを残すか、ログアウトするか決める
- 新PCでは最初に1サイト、1リポジトリ、1作業だけでテストする
- deployや本番反映は、急がず公開前チェック後に行う
乗り換え作業で触らないもの
- AdSenseコード、Search Console確認タグ、robots.txt、ads.txt
- .htaccess、DNS、DB、cron、canonical、noindex、redirect
- deploy script本体、GitHub Actions、サーバー設定
- FTP / SSH / SFTP / DB情報の実値
- APIキー、token、.env、GitHub Secretsの実値
- 公式ロゴ、公式画像、外部画像素材、公式UIスクリーンショット
この記事では、具体的な認証情報やサーバー接続情報は掲載しません。読者が自分の環境で確認できるよう、確認項目として一般化しています。
/GOALで移行後チェックを頼む時の書き方
新PCでは、いきなり大量反映せず、1サイトだけを対象にします。触ってよいファイル、触らないファイル、停止条件、報告形式を明記してからCodexに渡します。
例として「GitHub status確認、対象repo確認、公開URL確認、秘密情報混入なし、AdSenseとSearch Consoleタグ非変更」をチェック項目に入れると、安全側に寄せやすくなります。
旧PCが手元にあるうちにやること
移行の失敗の多くは、新PCではなく旧PCを手放した後に発覚します。旧PCが動くうちに、次の4つを済ませてください。
- 1. push漏れを確認する。ローカルにしかない変更が残ったままだと、新PCでcloneし直しても作業が消えます。各リポジトリで未コミット・未pushが無いかを先に確認します。ここが最重要です。
- 2. ログイン方法を確認しておく。どのアカウントで、どの方式(パスワード・Google連携など)でログインしていたか。新PCでは必ずログインし直すことになるため、その手段が生きているかを旧PCがあるうちに確かめます。
- 3. 設定ファイルの場所と内容を控える。Codexの設定をどこまでカスタマイズしていたかは、忘れている前提で控えを取ります。そのままコピーするかは次の3分類で決めます。
- 4. やりかけの作業を書き出す。移行をまたぐと「どこまでやったか」が消えます。作業中のタスクと次の一手を1行ずつメモにして、新PCでの再開リストにします。
持っていくもの・作り直すもの・持ち込まないもの
「全部コピーすれば安心」は移行では逆効果です。3つに分けると迷いません。
| 分類 | 対象 | 理由 |
|---|---|---|
| 持っていく | 作業ファイル、指示文テンプレート、作業メモ、リポジトリ(clone推奨) | 自分にしか作れないもの。これが移行の本体です |
| 作り直す | ログイン状態、APIキー・トークン類、依存パッケージ | 認証はコピーでなくログインし直すのが原則。コピーで動いたように見えても、状態が壊れやすく安全でもありません。鍵類は移行を機に再発行するのが確実です |
| 持ち込まない | キャッシュ、一時ファイル、平文で保存された認証情報、用途不明の古い設定 | 旧環境の問題を新環境へ引き継ぐ経路になります。移行は捨てる好機です |
迷ったら「作り直す」側に倒してください。作り直しは時間で解決しますが、壊れた状態や漏れた鍵の持ち込みは後から高くつきます。
移行後は、小さい1件で動作を確かめる
環境が入ったらすぐ本番作業に戻りたくなりますが、最初の1件は小さくしてください。順番は次のとおりです。
- 読み取りだけの依頼(「このフォルダに何があるか教えて」)で、認証と作業フォルダの指定が正しいことを確認する。
- 壊れて困らないファイルで小さな編集を1件通し、書き込み側も動くことを確認する。
- ここまで通ってから、書き出しておいた再開リストの先頭に戻る。
移行直後の環境で大きな作業から入ると、失敗した時に「移行の問題か、作業の問題か」が切り分けられなくなります。確認項目の全量は移行後チェックリストにまとめています。