サイトを立ち上げる順番
新しくサイトを作る時、いきなり作り始めると途中で構成が変わって作り直しになります。順番を決めておくと手戻りが減ります。
- 誰向けか決める(自分で)
- 既にあるサイトを調べる — 調べる道具の出番
- どのページを作るか決める(自分で)
- 共通部分の形を決める — ヘッダー、フッター、リンク
- 作る — ファイルを扱う道具の出番
- 公開して確認する(自分で)
調べる工程と作る工程が別の道具になります。2と5だけが任せられる部分で、残りは判断です。
調べる工程で見ること
既にあるサイトを見る目的は、真似ることではなく何が書かれていないかを見つけることです。
- どのサイトも書いている項目(無いと不足に見える)
- どこにも書かれていない項目(自分が書ける部分)
- 読み手が知りたそうなのに、答えが見つからないこと
- 使われている言葉(検索する時の表現)
2つ目と3つ目が、そのサイトを作る理由になります。ここが見つからない場合、作っても既存のサイトと同じものになります。
共通部分を先に決める
4番目を飛ばすと、ページが増えてから全部を直すことになります。先に決めるのは次の4つです。
| 決めること | 後から直すと |
|---|---|
| ヘッダーとメニュー | 全ページを直すことになる |
| フッターの記載 | 同上 |
| URLの付け方 | 既存のリンクが切れる |
| 文字の大きさと余白 | 全体の見た目が変わる |
作る工程で任せられること
- 決めた形で、ページを増やす
- 複数ページに同じ修正を入れる
- スマホでの表示崩れを直す
- 公開前に、リンク切れや不足しているタグを探す
共通しているのは「形が決まっている作業」です。形そのものを決める部分は判断なので、自分で行ってください。
最初に作るページ数
多く作ろうとすると、どれも薄くなります。立ち上げ時は次の構成で足ります。
- 入口になるページ(何のサイトか)
- 中心になる内容のページ 1〜3枚
- 運営者情報・問い合わせ
この状態で公開して、反応を見てから増やしてください。先に枠だけ大量に作ると、中身の無いページが残ります。
公開してから決めること
立ち上げ時に全部を決めきる必要はありません。公開した後に決めればよいものがあります。
| 先に決める | 後で決めてよい |
|---|---|
| 誰向けか | ページの本数 |
| URLの付け方 | デザインの細部 |
| 共通部分の形 | どの内容を厚くするか |
| 公開してよい情報の範囲 | 問い合わせの導線の作り込み |
左側は後から直すと全体に影響します。右側は反応を見てから決めるほうが、無駄が少なくなります。
立ち上げ後にやること
- sitemapを用意して、検索エンジンに登録する
- 本番で全ページが実際に開けるか確認する
- スマホで一通り見る
- 1か月置いてから、数字を見る
2番目は見落とされます。手元にファイルがあることと、本番で開けることは別です。作っただけで置き忘れているページが出ることがあります。
実践ログから分かったこと
立ち上げで失敗したのは、先にページの枠を大量に作ったことでした。構成としては整っていましたが、中身を埋める材料が無く、薄いページが並ぶ状態が続きました。
逆に、入口と中心の内容だけで公開して、反応を見てから増やした時のほうが、結果的に早く形になりました。枠は後から足せますが、中身は後から湧いてきません。
FAQ
最初に何ページ作ればよいですか?
入口、中心の内容1〜3枚、運営者情報と問い合わせで足ります。枠だけ増やさないでください。
既存のサイトはどう調べますか?
真似るためではなく、書かれていない項目を探すために見てください。そこが作る理由になります。
共通部分は後から決めてもよいですか?
すすめません。ページが増えてから直すと、全ページを直すことになります。
作る作業はどこまで任せられますか?
形が決まっている作業は任せられます。何のページを作るかは自分で決めてください。


