このページで分かること
Codexに任せず人間が決めるべき判断を整理します。開始判断、公開判断、AdSense申請、DB削除、大規模リニューアル、契約や法律、収益判断は人間が確認します。
判断の基準
AIに任せてよい作業と、人間が決めるべき判断の境界線は、「間違えた時に誰が責任を取り、取り返しがつくか」で引きます。次の5つのどれかに該当したら、AIには準備までを任せ、決定は人間が行います。
| 基準 | 該当する例 | AIに任せてよい範囲 |
|---|---|---|
| 責任を伴う判断か | 公開の可否、謝罪の要否、方針の決定 | 判断材料の整理、選択肢とリスクの列挙まで |
| 法務や契約に関係するか | 利用規約の解釈、権利関係、契約文面 | 論点整理と専門家への質問リスト作成まで |
| 収益や申請に関係するか | AdSense設定変更、広告コード、審査申請 | 現状確認と変更案の提示まで(実施は人間) |
| 削除や復旧不能の変更を含むか | ファイル削除、DB操作、ドメイン設定 | 削除候補のリストアップまで(実行は人間) |
| ユーザーや顧客へ影響するか | 公開メールの送信、顧客対応の確定 | 下書き作成まで(送信ボタンは人間) |
共通パターンは「準備はAI、引き金は人間」です。この分担を崩さない限り、AIの作業速度と人間の判断責任は両立できます。逆にこの線を越えて任せた瞬間が、後悔する事故の起点になります。
Codexに頼んでよい例
- 判断材料を整理させる
- チェックリストを作らせる
- リスクを列挙させる
- 複数案を比較させる
- 報告書を読みやすくまとめさせる
注意が必要な例
- 公開するかどうかの最終判断
- AdSense申請の実施判断
- DB削除や大規模変更
- 契約・法律・お金の判断
- サービス全体の方針変更
やってはいけないこと
- Codexの回答だけで申請する
- 確認せず公開する
- 重要削除を任せる
- 専門判断を代行させる
Codexに渡す指示文例
この作業で人間が決めるべき項目を整理してください。Codexが補助できる確認、Codexに任せない判断、専門家や公式情報を確認すべき項目に分けてください。人間が決めるべきことの共通点
「これは人間が判断すべきか」で迷った時、次の3つのどれかに当てはまるなら人間の領域です。
| 特徴 | 具体例 | なぜAIに任せられないか |
|---|---|---|
| 取り消せない | 公開、送信、削除、支払い | 間違えた時に元に戻す手段がない |
| 責任が生じる | 契約、法的な判断、他者への影響 | 結果の責任を負うのは運営者本人 |
| 正解が状況で変わる | 優先順位、方針、どこまでやるか | 本人の目的や事情を知らないと決められない |
逆に、この3つに当てはまらない作業は任せて問題ありません。調べる、書く、整える、確認するといった作業は、間違えても戻せて、責任も発生せず、正解が明確です。ここを任せて、判断に集中する形が実務的です。
気づかないうちに判断を委ねている場面
明示的に「決めて」と頼まなくても、結果的にAIが判断している場合があります。次のような指示は、判断を渡していることになります。
- 「必要なら直して」:必要かどうかの判断を任せています。何を必要とみなすかの基準が伝わっていません。
- 「良い感じにして」:何が良い状態かの定義を任せています。
- 「他にも問題があれば対応して」:どこまでを問題とみなすかを任せています。
- 「適切に処理して」:適切さの基準を任せています。
これらの表現は便利ですが、意図と違う結果になった時、指示した側は「そうは言っていない」と感じ、実行した側は「指示どおりにした」となります。判断を渡してよい場面ならこの書き方で構いませんが、渡したくない場面では条件を明示してください。「〇〇の場合のみ直す。それ以外は報告だけ」と書けば、判断は自分の手元に残ります。
停止条件
- 公開判断が必要
- 申請判断が必要
- 法律や契約の判断が必要
- 削除や大規模変更が必要
- 収益判断が必要


