違いは「何を渡せるか」で決まる
4つの違いは性能の優劣ではなく、何を渡せて、何を返せるかの違いです。ここを押さえると、比較表を覚えなくても選べるようになります。全体の地図は比較ハブにあります。
ChatGPT / GPT の性質
会話の形で考えを整理する道具です。渡せるのは文章と画像で、返ってくるのも文章です。手元のファイルには触れません。
向いているのは、まだ何をするか決まっていない段階です。「何から手を付けるべきか」「この案の弱点はどこか」といった、答えが1つに決まらない問いに使えます。逆に、最新の料金や仕様を聞くと、古い情報が返ることがあります。
Gemini の性質
調べものと相性がよく、Googleのサービス群との行き来がしやすいのが特徴です。検索で確認しながら答えを組み立てる場面に向きます。
ただし、示された情報が正しいかどうかは自分で確認する必要があります。出典が示された場合も、実際に開いて内容が一致するか確かめてください。
2つのCopilotは別物
混同が一番多い部分です。名前は同じでも、扱う対象が違います。
- Microsoft Copilot — Word、Excel、PowerPoint、メールなどOffice文書の中で動きます。表の集計や議事録の整理が守備範囲です
- GitHub Copilot — エディタの中で、今書いているコードの続きを提案します。ファイル1つの中の作業が中心です
どちらも「今開いているもの」に対して働きます。作業全体の設計や、複数ファイルにまたがる変更は守備範囲の外です。
Codex の性質
他の4つと違い、複数のファイルをまたいで実際に変更できる点が特徴です。サイトの構造を変える、複数ページに同じ修正を入れる、公開前に不備を探す、といった作業ができます。
その代わり、何を作るかの判断はできません。指示された形は作れますが、それが読み手にとって必要かどうかは分かりません。判断は人間側に残ります。
違いを1行でまとめる
| 道具 | 一言でいうと |
|---|---|
| ChatGPT / GPT | 決める前に相談する相手 |
| Gemini | 調べながら答える相手 |
| Microsoft Copilot | 今開いている文書を手伝う |
| GitHub Copilot | 今書いているコードの続きを出す |
| Codex | 複数のファイルをまとめて直す |
実践ログから分かったこと
実際に混乱したのは、名前が同じ2つのCopilotでした。Office文書の話をしているのにコード補完の説明が出てきて、しばらくかみ合わないことがありました。名前ではなく「何を開いている時に動くか」で覚え直したら、迷わなくなりました。
もう1つ、Codexに「どういう構成にすべきか」を聞いても答えは出るのですが、その通りに作ると読み手の役に立たないことが何度かありました。構成の判断は自分でして、作る作業だけ任せる形に変えてから、手戻りが減りました。
FAQ
一番性能が高いのはどれですか?
用途が違うため、順位は付きません。ファイルを変更するか、文書の中で使うか、相談するかで選んでください。
CopilotとCodexはどう違いますか?
GitHub Copilotは今書いているファイルの中の補完、Codexは複数ファイルをまたぐ変更です。作業の広さが違います。
GPTとGeminiはどちらが正確ですか?
どちらも誤りは出ます。最新情報は検索と連動する側が有利ですが、示された内容は自分で確認してください。
違いを覚えられません
「ファイルを変更するか」「何を開いている時に使うか」の2点だけ覚えれば、実務では足ります。


