Codex SEO practical guide

CodexでSEO対策する時のNG例

Codexは便利ですが、SEO作業を丸投げすると危険です。やってはいけない依頼と、安全な言い換えを整理します。

codexguide.jp は非公式の実践ガイドです。CodexやSearch Consoleの画面、機能、仕様は変わる可能性があります。

Codexは実装や確認の補助です。SEO方針の最終判断、重要な変更、公開前確認は人間が行ってください。

失敗は3種類に分かれる

作業を任せて起きる問題は、次の3つに分類できます。それぞれ対処が違います。

  1. 任せる範囲を間違える — 判断まで任せてしまう
  2. 変更の範囲を指定しない — 頼んでいない箇所が変わる
  3. 量を目的にする — 似たページが増える

判断まで任せない

「どうすればよいか考えて実行して」と頼むと、それらしい変更が入りますが、前提を持っていないため方向がずれます。任せられるのは、判断した後の作業です。

任せてよい任せない
指定した箇所の書き換えどのページを直すか
不足の洗い出し優先順位
形式をそろえる内容が正しいかの判断
確認の実行公開してよいかの判断

タグを雑に変えない

順位が付いているページの題名を、根拠なく変えるのは危険です。次の場合だけ変えてください。

  • 検索されている語と、題名の表現が明確にずれている
  • 他のページと完全に重複している
  • 内容が変わったのに題名が古いまま

逆に、順位が10位前後で止まっている場合、題名を変えても動きません。それは内容の不足です。

量を目的にしない

ページ数を増やすこと自体は目的になりません。同じ型のページを機械的に増やすと、次が起きます。

  • 本文の共通部分が増え、どのページも似た内容になる
  • 自分のページどうしで同じ語を取り合う
  • 薄いページが全体の評価を下げる
  • 管理の手間だけが増える

1ページ増やす前に、既存ページの補強で足りないかを確認してください。

範囲を指定する書き方

指示に次を書くだけで、頼んでいない変更を防げます。

  1. 触ってよいファイル
  2. 触ってはいけないファイル(共通部分、設定)
  3. 変えたくない既存の要素
  4. 他のページに影響を出さないこと
  5. 戻せない操作が含まれる場合は事前に知らせること

5番目は一言足すだけです。気づかないまま進むことを防げます。

やり直せる形にしておく

  • 変更前の状態を残す
  • 1回に直す範囲を決める
  • 複数箇所を同時に変えない
  • 効果を測る前後で、測り方を変えない

最後が見落とされます。着手前と1か月後で測り方が違うと、比較になりません。

効果を測る前に決めておく

作業の失敗より多いのが、効果を判断できない状態にしてしまうことです。着手前に次を決めてください。

決めること決めないと
着手前の数字を記録する比較する相手が無い
直す箇所を1つに絞る効いた要因が分からない
いつ測り直すかいつまでも判断しない
測り方前後で条件が変わり比較にならない

4番目は見落とされます。着手前と1か月後で期間の長さや集計の仕方が違うと、数字が動いても意味が読めません。

他所のやり方をそのまま持ち込まない

うまくいった事例を見ると、同じことをしたくなります。ただし条件が違うと結果も違います。

  • サイトの規模が違う
  • 扱っているテーマの競合の強さが違う
  • 既にある評価の量が違う
  • その施策が効いた時期と今で状況が違う

持ち込んでよいのは、確認の手順や作業の型です。本文の構成や、施策そのものは自分のサイトで試してから判断してください。

実践ログから分かったこと

実際にやってしまったのは、順位が付いているページの題名を根拠なく変えたことでした。分かりやすくしたつもりでしたが、検索されていた語が題名から消えていました。

もう1つ、同じ型のページをまとめて作った結果、本文の大半が共通という状態になりました。字数はあるのに、そのページ固有の内容がほとんど無い形です。数を増やすこと自体を目的にすると、この状態になります。

FAQ

どこまで任せてよいですか?

判断した後の作業です。どのページを直すか、公開してよいかは自分で決めてください。

題名は変えないほうがよいですか?

検索語と明確にずれている場合だけ変えてください。順位が10位前後で止まっているなら、原因は内容の不足です。

ページ数を増やすのは無駄ですか?

数自体は目的になりません。既存ページの補強で足りないか先に確認してください。

頼んでいない箇所が変わります

指示に範囲を書いてください。触ってよいファイルと、触ってはいけないファイルを明示します。