確認作業の1ポイント
作業前の指示と、作業後の確認を分ける
テンプレート、チェックリスト、報告書、ロールバックは、Codex作業を安全に閉じるための道具です。急いで次へ進む前に確認項目を見直しましょう。
報告書をもらったら、すぐ次に進めていい?
変更ファイル、触っていないファイル、停止条件、公開URL確認を見てから判断しましょう。
今回やった作業
公開中サイトで説明guideや関連記事導線を追加する時に、内部リンク候補を複数出し、各リンク先をHTTP確認した作業を一般化して書きます。この作業では、内部リンクを増やすことそのものを目的にせず、実在するURLだけをリンクとして採用しました。リンク先が200 OKであることを確認し、未作成URLや404 URLは候補から外しています。
内部リンクは、記事の読み進め方を作る作業です。関連しそうなページ名を並べるだけではなく、読者が押した時に期待通りのページへ進めるかが重要になります。そのため、対象ページへリンクを入れる前に候補URLを列挙し、公開状態を確認し、リンク文言とリンク先の役割が合っているかを見ました。最後に、公開HTML上に追加リンクが出ていることも確認する流れにしました。
作業前の状態
作業前は、説明guideや実践ログ記事に関連ページリンクを追加したい状態でした。関連ページ候補は複数ありましたが、すべてのURLが実在するとは限りません。似たURL、作成予定だったURL、タイトルから推測できそうなURLをそのまま入れると、404リンクになる危険がありました。
また、リンク先が存在していても、リンク文言とリンク先の内容が合っていなければ読者は迷います。内部リンクを増やしながら、壊れたリンクを増やさず、文脈に合う導線だけを採用する必要がありました。Codexに任せる場合も、「関連ページへリンクを追加して」だけでは確認範囲が曖昧になります。
作業前に問題だったこと
内部リンク追加は、サイト回遊を強める一方で、404リンクを増やすリスクもあります。特に、記事やguideを増やしている途中のサイトでは、作成済みページと作成予定ページが混ざりやすくなります。「このページもありそう」と推測でURLを入れると、未作成URLへのリンクが発生する可能性があります。
リンクはHTMLに書いた瞬間から読者が押せる導線になります。公開前のメモや作成予定一覧にあるURLを、そのまま公開ページへ入れるのは危険です。リンク数が増えても、リンク先が存在しなければ導線として機能しません。むしろ、サイトの管理品質を下げる要因になります。
内部リンク追加で404が増えやすい理由
内部リンク追加で404が増える理由は、作業そのものが小さく見えることにあります。本文を書いたりカードを追加したりする作業に比べると、リンクを1本入れるだけなら簡単に見えます。しかし、その1本のURLが正しいかどうかを見ないまま進めると、公開ページに壊れた導線が残ります。
よくある原因は、存在しそうなURLを想像で作ること、過去に予定していたURLを作成済みと勘違いすること、URLスラッグを間違えること、末尾スラッシュの扱いが揺れること、日本語タイトルと英語URLの対応を間違えること、カテゴリトップと個別記事のURLを混同すること、移動済みページへ古いURLでリンクすることです。Codexにリンク追加を頼む場合、こうした推測リンクを防ぐために、必ずHTTP確認を入れます。
未作成URLを想像で入れない理由
未作成URLをリンクに入れると、読者はリンク先で404を見ることになります。これはユーザー体験として悪く、サイトの管理品質にも悪影響があります。内部リンクは「ここを読めば次が分かる」という約束に近いものなので、リンク先が存在しない状態で公開するのは避けるべきです。
似たURLがある場合でも、勝手に差し替えるのは安全ではありません。たとえば、リンク文言が「内部リンクの確認方法」なのに、リンク先が別の公開前チェック全般の記事であれば、読者の期待と少しズレます。似たURLへ逃がす前に、リンク文言とリンク先の内容が一致しているかを確認する必要があります。
Codexに任せたこと
Codexに任せたのは、単にリンクを足すことではなく、リンク先の実在確認まで含めた作業です。まず、追加リンク候補を抽出し、各リンク候補のURLを一覧化します。そのうえで、curl -IなどでHTTP状態を確認し、200 OKのURLだけを採用する方針にしました。
404 URLや未作成URLは除外し、リンク文言とリンク先の役割も確認します。対象ページへリンクを追加したあとには、公開HTMLに追加リンクが出ているかも確認します。作業報告では、採用したURL、除外したURL、確認したHTTP状態を分けて残すと、レビューする側も判断しやすくなります。
人間が判断したこと
人間が判断したのは、未確認URLを入れないことです。404なら候補から外し、似たURLへ無理に差し替えないことにしました。リンク文言とリンク先の内容が合う場合だけ採用し、リンク数を増やすことより、正しい導線を増やすことを優先しました。
未作成ページへのリンクは、そのページを作ってから追加すれば十分です。先にリンクだけ置いてしまうと、公開中の読者に404を見せることになります。Codexには、作業を進める前に「200確認できないURLは追加しない」と明示するのが安全です。
追加リンク先を確認する流れ
追加リンク先を確認する流れは、手順化しておくと安定します。まず関連ページ候補を出し、URLが実在するか確認します。次に、curl -IなどでHTTPステータスを見ます。200 OKのURLだけを採用し、404、500、状態が不明なURLは除外または保留にします。
そのあと、リンク文言とリンク先の内容が合っているかを確認し、対象ページへ内部リンクを追加します。追加後は、公開HTMLでリンクが出ているかを確認し、追加したリンク先が引き続き200 OKであることも見ます。ここまで行うと、「リンクを書いた」ではなく「機能する内部リンクを追加した」と言いやすくなります。
リンク文言とリンク先の役割を合わせる理由
リンク先が200 OKでも、リンク文言とページ内容がズレていると読者は迷います。たとえば、「公開前チェックの方法」と書いてあるリンク先が、実際には別テーマのページだった場合、ユーザーの期待と違います。HTTP 200は最低条件であり、それだけで良いリンクとは限りません。
内部リンクでは、リンク文言が読者への案内になります。文言が具体的であるほど、リンク先もその期待に応える必要があります。Codexに任せる場合は、URLの実在確認だけでなく、「この文言でこのページへ送って自然か」まで確認させると、実務の導線として使いやすくなります。
うまくいった点
うまくいった点は、404リンクを増やさずに内部リンクを追加できたことです。作成済みページだけを導線にでき、公開HTMLで実際のリンク出力も確認できました。リンク文言とリンク先の役割を合わせることで、読者が次に読むページを選びやすくなります。
また、この確認手順は次回以降も使えます。新しい実践ログ記事やChatGPT系ページを増やすほど、内部リンク候補は増えます。そのたびに推測でリンクを入れるのではなく、候補列挙、HTTP確認、文言確認、公開HTML確認という流れを使えば、壊れた導線を増やしにくくなります。
詰まった点・危なかった点
危なかった点は、関連ページ名からURLを想像しやすいことです。作成予定ページと作成済みページを混同しやすく、似たURLへ無理に差し替えるとリンク文言がズレます。公開HTMLに出ていると思っても、条件分岐やテンプレートの都合で実際には出ていないこともあります。
リンク追加後に、sitemapやcanonicalとURLがズレる可能性もあります。内部リンク先が200でも、正規URLが別にある場合は、導線として最適とは言えないことがあります。そのため、内部リンク追加は小さな作業に見えても、公開URL、HTML、canonical、robotsまで見るのが安全です。
作業後に確認したこと
作業後は、追加リンク候補を列挙し、各リンク先をcurl -Iで確認したことを見ます。200 OKのみ採用し、404リンクや未作成URLを追加していないことを確認します。公開HTMLにリンクが出ていること、リンク文言とリンク先の役割が一致していることも確認対象です。
さらに、対象ページが200 OKであること、canonicalとrobotsが維持されていること、noindexが入っていないことも確認します。内部リンクを追加しただけでも、報告書には「追加リンク先HTTP確認結果」「未作成URLリンクの有無」「404リンクの有無」を残すと、次の作業につなげやすくなります。
次回使えるCodex指示文テンプレート
次回同じような作業を頼む時は、以下のように指示します。内部リンクの本数だけでなく、リンク先の存在確認と公開HTML確認まで含めるのがポイントです。
内部リンクを追加する場合は、追加候補のリンク先をすべてcurl -Iで確認し、200 OKのURLだけを採用してください。
未作成URLや404 URLは追加しないでください。
存在しそうなURLを推測で作らないでください。
404だった場合は、似たURLへ勝手に差し替えず、候補から外すか、保留として報告してください。
リンク文言とリンク先の役割が一致しているかも確認してください。
作業後に、公開HTMLから追加リンクを抽出し、リンク先HTTP確認結果を報告してください。
DB、cron、.htaccess、robots.txt、ads.txt、広告タグ、Search Console確認タグは触らないでください。
確認チェックリスト
内部リンク追加時は、次の項目を確認します。リンク候補を出すところで終わらせず、公開後に機能する導線になっているかまで見ることが大切です。
- 追加リンク候補を列挙した
- 各リンク先をcurl -Iで確認した
- 200 OKのみ採用した
- 404リンクを追加していない
- 未作成URLを追加していない
- 似たURLへ勝手に差し替えていない
- リンク文言とリンク先の役割が一致している
- 公開HTMLにリンクが出ている
- 追加後もリンク先が200 OK
- canonical / robotsが維持されている
- noindexが入っていない
注意書き
この記事は、実際の作業を一般化してまとめた実践ログ型ガイドです。具体的な案件名、内部情報、秘密情報は掲載していません。
特定サイトの内部リンク設計ではなく、公開中サイトで内部リンクを安全に追加するための実務上の考え方として整理しています。SEO効果や審査通過を保証するものではありません。


