SEO作業で道具を分ける理由
SEO作業は「数字を見る」「原因を考える」「ページを直す」の3つに分かれます。この3つは必要な道具が違うため、1つで通そうとすると、どこかで手作業に戻ります。全体の地図は比較ハブにあります。
数字を見る工程
ここは道具より、見る場所を絞ることが重要です。Search Consoleで実務上意味があるのは次の2つです。
- 表示はあるがクリックが無い語 — 検索結果に出ているのに選ばれていない
- 10〜20位あたりの語 — あと少しで1ページ目に入る位置
表示が0の語は判断材料になりません。まだ見つけられていないだけで、内容の良し悪しとは別です。
原因を考える工程
ここで間違えると、直す作業が無駄になります。順位もタイトルも正常に見える時ほど注意が必要です。
| 症状 | 疑うこと |
|---|---|
| 順位はあるがクリックが無い | タイトルと検索語のずれ |
| タイトルも順位も問題ない | 意図と違うページがランクしている |
| 10位前後で止まっている | 内容の不足。順位相応でCTRは低い |
| 表示が急に減った | その話題の検索需要そのものが減った |
直す工程
ここで初めてファイルを扱う道具が要ります。SEO関連のタグを壊さずに本文を足す、内部リンクを増やす、といった作業です。
注意点はやりすぎないことです。反応が小さい段階で新規ページを大量に足すより、既にある受け皿を厚くするほうが動きます。
作業の順番を固定する
SEO作業は思いつきで手を付けると、何が効いたのか分からなくなります。次の順に固定してください。
- 着手前に現状の数字を記録する(表示、クリック、順位)
- 直す対象を1つに絞る
- 直す
- 1か月置く
- 同じ数字を測り直す
複数箇所を同時に直すと、効いた要因が特定できません。急いでいる時ほど1つに絞ってください。また、1と5で同じ測り方をすることが重要です。測り方を変えると比較になりません。
新規に作る前の確認
反応があった語を見つけると新しいページを作りたくなりますが、先にその語を扱っているページが無いか確認してください。あるのに作ると、2つが同じ語を取り合い、どちらも上がりません。
- 扱っているページが無い → 新規に作る
- あるが一節だけ → その節を独立させ、元からリンクする
- あって内容も十分 → タイトルを検索語に合わせるだけ
- 似たページが2つある → 役割を書き分ける
この作業でやらないこと
- 順位や集客を保証する表現を書く
- 反応が無い語のためにページを増やす
- 共通の説明文を複数ページにコピーする
- 1週間で効果を判断する
実践ログから分かったこと
実際にあった例です。ある語で28表示・7.3位という数字が出ていたのにクリックが0でした。順位もタイトルも問題無く見えたので原因が分からず、検索結果に出ているURLを確認したところ、意図していたページではなく、別の似たページが出ていました。内部リンクの数が21対1で偏っていたためです。
この経験から、順位とタイトルが正常に見える時こそ「そのクエリで実際にどのURLが出ているか」を確認するようにしています。直す対象を間違えると、作業がまるごと無駄になります。
FAQ
どのくらいで効果が出ますか?
早くて数週間、通常は1〜2か月です。1週間で判断しないでください。
新しく作るか、既存を直すか迷います
その語を扱うページが既にあるなら既存を直してください。無い場合だけ新規に作ります。
表示が0の語はどうしますか?
判断材料になりません。まだ見つけられていない段階なので、他の語を優先してください。
タイトルだけ直しても意味がありますか?
順位が十分で、検索語とタイトルがずれている場合は効きます。順位不足の場合はタイトルでは動きません。


