この段階の課題は「単発で終わっている」こと
記事は増えたのに反応が伸びない場合、原因は本数ではなく、記事どうしがつながっていないことです。1本ずつ独立していると、検索で見つかっても次に読むページがなく、そこで終わります。
この段階でやるのは、新しく書くことより今あるものを組み直すことです。全体の考え方は発信戦略の親ページにあります。
Search Consoleで見る場所は2つだけ
数字を全部見ると迷います。この段階で意味があるのは次の2つです。
- 表示はあるがクリックが無い語 — 検索結果には出ているのに選ばれていない。多くは題名と検索意図のずれです
- 10〜20位あたりの語 — あと少しで1ページ目に入る位置。ここを厚くするのが一番動きます
逆に、表示が0の語は判断材料になりません。まだ見つけられていないだけで、内容の良し悪しとは別の問題です。
新規に作る前に既存を確認する
反応があった語を見つけると新しいページを作りたくなりますが、先にやることがあります。その語をすでに扱っているページが無いかを確認してください。
あるのに新しく作ると、2つのページが同じ語を取り合い、どちらも順位が上がりません。判断の目安は次の通りです。
| 状況 | やること |
|---|---|
| 扱っているページが無い | 新規に作る |
| あるが、その語が一節だけ | その節を独立させ、元ページからリンクする |
| あって、内容も十分 | 題名を検索語に合わせるだけ。本文は触らない |
| 似たページが2つある | 役割を書き分ける。片方を消すのは最後の手段 |
ページ群に組み直す手順
- 軸になる語を1つ決める — 反応がある語の中から、話が広がるものを選びます
- 親ハブを用意する — その語の全体像を書き、下のページへ案内する役割です
- 子ページを分ける — 場面ごとに分けます。同じ話を分割するのではなく、扱う場面が違うものを分けてください
- 内部リンクを双方向にする — 親から子、子から親の両方。子どうしも関係があるものだけつなぎます
- sitemapに入れる — 作っただけでは見つけてもらえません
- 1か月後に見る — 順位が動くまで時間がかかります
子ページの分け方で失敗しないために
ここが一番失敗しやすい部分です。同じ内容を切り分けても、ページ群にはなりません。それぞれが独立して読めるかどうかで判断してください。
- 良い分け方 — 「初めて使う時」「うまくいかない時」「複数人で使う時」のように、読む人の状況で分ける
- 悪い分け方 — 「前編」「後編」「補足」のように、1本の記事を切っただけ
悪い分け方をすると、各ページの共通部分が増え、どれも似た内容になります。判断に迷ったら、そのページだけを読んだ人が困らないかを考えてください。
この段階でやらないこと
- 反応が無い語のためにページを増やす — 判断材料がありません
- 1つの語のために似たページを何本も作る — 取り合いになります
- 共通の説明文を全ページにコピーする — 増えたように見えて評価が下がります
- 顧客情報、社内情報、認証情報をAIに渡す
実践ログから分かったこと
codexguide.jp で実際に起きた例です。ある語で28表示・7.3位という数字が出ていたのにクリックが0でした。順位も題名も問題無く見えたので原因が分からず、検索結果に出ているURLを確認したところ、その語にふさわしいページではなく、別の似たページが出ていました。内部リンクの本数が21対1で偏っていたためです。
この経験から、順位と題名が正常に見える時でも「そのクエリで実際にどのURLが出ているか」を必ず見るようにしています。ページを増やす前に、今あるページのどれが評価されているかを確かめるほうが早く直ります。
FAQ
新しく作るか、既存を直すか迷います
その語を扱うページが既にあるなら、まず既存を直してください。無い場合だけ新規に作ります。
ページ群は何ページ必要ですか?
数は決まっていません。親1つと、独立して読める子が2〜3あれば形になります。埋めるために作ると薄くなります。
順位はどのくらいで動きますか?
早くて数週間、通常は1〜2か月かかります。1週間で判断しないでください。
似たページが既に2つある場合は?
まず役割を書き分けます。それでも重なるなら片方に寄せますが、消す前に表示回数を確認してください。
