Codex content strategy

上級者向けCodex運用

上級者は、複数サイト、複数テーマ、複数スマホ、横展開、実践ログ回収まで扱います。ただし、sitemap、news、work-log、共通CSSの衝突には注意します。

Codexを使えば必ず集客できる、SEOで必ず上位表示できる、SNSが必ず伸びる、という保証はありません。

認証情報、APIキー、顧客情報、社内情報は扱いません。SNS自動投稿やAPI連携もこのページ群では前提にしません。

この段階の課題は「手が足りない」こと

サイトが複数になると、作業の内容ではなく総量が問題になります。1サイトなら回せた手順が、5サイトになると回りません。ここで必要なのは効率化ではなく、やらないことを決めることと、事故を防ぐ仕組みです。

全体の考え方は発信戦略の親ページにあります。

同じ作業を横展開しない

複数サイトを持つと、うまくいった施策を全部に適用したくなります。これは多くの場合、無駄になります。サイトごとに需要の形が違うためです。

横展開してよいもの横展開してはいけないもの
確認手順、チェックの仕組み本文そのもの
公開前の検査スクリプトページ構成の丸写し
表記や書式のルール反応が出ていない施策

とくに本文の使い回しは危険です。同じ文章が複数サイトに出ると、量産されたページに見えます。

作業の前に必ず測る

この段階では、思い込みで作業すると被害が大きくなります。実際、「全ページが十分な分量になっている」と判断していたサイトを測り直したところ、文字数は足りていても他ページと共通の文が大半で、そのページ固有の内容はごくわずかというページが多数見つかりました。

作業を始める前に測るべきものは次の通りです。

  • 各ページの固有の文量(全体の文字数ではありません)
  • ページどうしの類似度
  • sitemapに載っているURLが実際に開けるか
  • 文字化けやタグの壊れ

複数サイトで起きる事故

事故原因防ぎ方
sitemapに載っているのに開けない登録だけして本番に置き忘れ登録前に本番の応答を確認する
本番とファイルが違う直接編集した分が手元に戻っていない本番から取得して比べる
自動生成分が管理外になる生成物が手元にもsitemapにも入らない生成のたびに両方へ入れる
文字化けが混入する取得時に文字の区切りが壊れる受信データをまとめてから文字に変換する

並行作業の分け方

複数を同時に触ると、どこまでやったか分からなくなります。実際に機能したのは、時間で分けるのではなく1つの作業単位を1つのサイトに閉じるやり方でした。

  1. 1サイトに対して、着手前に現状を測る
  2. そのサイトの作業を最後まで終わらせる
  3. 終わったら測り直して、変化を記録する
  4. 次のサイトに移る

途中で別のサイトに移ると、測った数字が古くなり、何が効いたのか分からなくなります。

この段階でやらないこと

  • 本文の使い回しによる水増し
  • 効果が確認できていない施策の一斉適用
  • 測らずに「大丈夫そう」で判断する
  • バックアップを公開フォルダの中に作る
  • 顧客情報、社内情報、認証情報をAIに渡す

実践ログから分かったこと

複数サイトを同時に扱っていて実際に起きた失敗を1つ挙げます。sitemapとファイルの整合を自動で直す仕組みを作ったのですが、その仕組みは手元のファイルとsitemapしか照合しておらず、本番にファイルがあるかを確認していませんでした。結果として、sitemapに載っているのに開けないURLが生まれました。

もう1つは、本番からページを取得する処理で、受信したデータを順に文字としてつなげていたため、日本語が途中で分断されて文字化けが混入したことです。まとめてから変換すれば起きません。どちらも「動いているように見える」種類の不具合で、測って初めて分かりました。

FAQ

複数サイトを効率よく回す方法はありますか?

同時に触らないことです。1サイトずつ、測る・直す・測り直すを閉じて進めるほうが結果的に速く終わります。

うまくいった施策を他サイトにも適用してよいですか?

手順や検査の仕組みは適用できます。本文とページ構成はサイトごとに需要が違うので、そのまま持ち込まないでください。

作業前に何を測ればよいですか?

各ページの固有の文量、ページ間の類似度、sitemapのURLが実際に開けるか、文字化けの有無です。全体の文字数だけでは不足を見つけられません。

自動生成したページの扱いは?

生成のたびに手元とsitemapの両方へ入れてください。入れないと、その後の改善作業から漏れ続けます。