このページで分かること
Codexで複数作業を並行する時に、作業を分け、報告書を管理し、混線を避けるための考え方を整理します。
使う場面
複数スレッド、複数ページ、複数サイトの作業が同時に動き始めた時に使います。
管理の考え方
複数作業を並行させる時に起きる事故は、ほぼすべて「作業同士の境界が溶ける」ことから始まります。Aの作業のつもりでBのファイルを触る、どの作業の変更か分からない差分が残る──境界を保つ仕組みを先に作るのが、並行作業の前提条件です。
| 原則 | 具体的には | 守らないと起きること |
|---|---|---|
| 1作業1目的で分ける | 「リンク修正と本文追記」は2作業に分割する | 1つの差分に複数の意図が混ざり、部分的に戻せなくなる |
| 作業名を固定する | 依頼・報告書・バックアップ名で同じ作業名を使い続ける | 後から「どの作業の変更か」を突き合わせられない |
| 完了・保留・停止を分ける | 作業ごとに状態を記録する(状態管理の基本参照) | やりかけ作業が「終わったつもり」に紛れ込む |
| 報告書を作業ごとに保存する | 複数作業をまとめた1本の報告にしない | 特定の作業だけ見直したい時に、全部読み直すはめになる |
| 次作業を1つずつ決める | 同時に指示するのは1作業。終わってから次を出す | 同じファイルを複数作業が触って差分が衝突する |
並行数の上限も決めておくと安全です。目安は「自分が確認しきれる本数」で、多くの場合2〜3本です。それ以上は並行ではなく「順番待ちリスト」に載せる方が、総合的には速く回ります。
よくある失敗
- 別作業の報告書を混ぜる
- 完了前に次の修正を重ねる
- 同じファイルを複数作業で同時に触る
- 保留理由を残さない
Codexに頼む時の指示例
複数のCodex作業を管理するため、作業名、目的、対象ページ、変更ファイル、状態、停止条件、次作業を一覧化してください。混線しそうな作業は分けて報告してください。確認チェックリスト
- 作業名がある
- 目的が1つに絞られている
- 状態が分かる
- 変更ファイルが分かる
- 次作業が分かる
停止条件
- 同じ対象を複数作業で同時に触りそう
- 報告書が混ざっている
- 完了確認前に次作業へ進みそう
並行してよい作業と、してはいけない作業
複数作業を同時に進める時の判断基準は、作業数ではなく触るファイルが重なるかどうかです。重ならなければ何本でも並行できますが、重なる作業は必ず順番に進めます。
| 組み合わせ | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 別ページの本文修正×2本 | 並行OK | 触るファイルが完全に別。互いに影響しない |
| ページ追加+sitemap更新 | 順番に | sitemapを両方が書き換えると、片方の追記が消える |
| 本文修正+共通CSSの変更 | 順番に | 表示崩れが起きた時、どちらが原因か切り分けられない |
| 調査だけの作業+修正作業 | 並行OK | 調査はファイルを変更しないため衝突しない |
特に見落としやすいのが、sitemap.xmlのようなサイト全体で1つしかないファイルです。複数の作業がそれぞれ「自分の分を追記」すると、後から書いた方が前の内容を消してしまいます。共通ファイルを触る作業は、必ず1本ずつ完了させてから次へ進んでください。


