Codex CLI 実行記録 / doctor

codex doctorの出力を読む:警告4つと貼る前の注意

2026年11月1日に、Windows の自分のPCで codex doctor を実行しました。全出力のうち警告が出た4つについて、同じ日の別の実行で実害が出たかどうかを突き合わせ、--summary と --json の違い、かかった時間もそのまま載せます。

実機1台の記録です。診断結果の読み方を断定するものではなく、公式の説明は下のリンクで確認してください。診断の出力にはユーザー名やパスが入るので、ここでは伏せ字にしています(省略・置き換えは本文に明記)。

先に答え:doctor は1.2秒で終わるので、設定を変えた日に1回打つ価値があります

自分も試すべきか:はい。2回目以降は1.2〜1.4秒で終わり、ファイルは書き換わりません。私のPCでは「警告4つ・失敗0」と出ましたが、Codex 自体は同じ日に問題なく動きました。警告が出たら止まる、という意味ではありません。

貼る前に注意:--json は「伏せ字処理済み」と説明されていますが、私の出力にはユーザー名が31回入っていました(25項目中8項目)。診断を人やAIに貼る時は、自分で置き換えてからにします。

記録の条件

項目内容
実行した日2026年11月1日(日本時間 22時台)
CLI の版codex-cli 0.162.0-alpha.17.2(codex --version の出力)
環境Windows 11 Home(日本語)。ChatGPT デスクトップアプリに同梱の codex.exe をターミナルから直接実行
実行の形codex exec(非対話)。ログイン済みの状態をそのまま使い、ログインのし直しはしていない
作業フォルダ課題ごとに新しい空のフォルダを作って使った(フォルダの外は触らせていない)
CLI のモデル設定設定ファイルの既定は gpt-5.6-sol・推論 ultra(doctor の表示)。doctor はモデルを呼ばないので、この課題には影響しない
この課題で呼んだ回数codex doctor 5回(通常2回・--summary 2回・--json 1回)。モデルは使っていない。表の時間は、回数を数えて記録した4回分

課題とコマンド

課題は「doctor の全出力を読み、警告が実際に困りごとにつながるか確かめる」です。次のコマンドを順に実行しました。作業フォルダは空のフォルダ doctor-status です。

codex --version
codex doctor
codex doctor --summary
codex doctor --json

時間は、Node の spawnSync で codex.exe を起動してから終了するまでの実測(壁時計)です。各条件1回ずつの実行なので、同じ操作をもう一度すると数字は変わります。

出力(抜粋)

全文は11,406文字、約200行でした。長いので、先頭の注意欄・設定と認証と承認の欄・更新の欄・最後の集計行だけを載せます。ユーザー名とパス、認証ファイルの場所の行は置き換えまたは省略しています。

先頭(注意欄)

Codex Doctor v0.162.0-alpha.17.2 · windows-x86_64

Notes
   ↑ desktop      build 26.1027.6604.0 available
   ⚠ security     Microsoft Defender can interfere with Codex. Verify Codex exclusions.
   ⚠ search       search command could not be verified - Install ripgrep or repair the bundled Codex package.
   ⚠ mcp          MCP configuration has optional issues - Set the missing MCP env vars or disable the affected server.
   ⚠ threads      2 issues - rollout files are missing from the state DB; state DB rows point at missing or unusable rollout files
─────────────────────────────────────────────────────────────

設定・認証・MCP・サンドボックスの欄(認証ファイルの場所と作業フォルダの行は省略)

  ✓ config       loaded
      model                    gpt-5.6-sol · openai
      config.toml parse        ok
      MCP servers              2
      feature flags            57 enabled · 0 overridden (full list with --all)
      configuration scope      invocation config, including cloud-managed policy
      active thread overrides  not inspected
      configured TUI mode      fullscreen
      configuration load ms    18
  ✓ auth         auth is configured
      auth storage mode        File
      stored auth mode         chatgpt
      stored API key           false
      stored ChatGPT tokens    true
      stored agent identity    false
  ⚠ mcp          MCP configuration has optional issues — Set the missing MCP env vars or disable the affected server.
      configured servers       2
      disabled servers         0
      stdio servers            1
      streamable_http servers  1
      node_repl                env var CODEX_WINDOWS_REGISTERED_CORE is not set
  ✓ sandbox      restricted fs + restricted network · approval OnRequest
      approval policy          OnRequest
      filesystem sandbox       restricted
      denied-read rules        0
      denied-read glob rules   0
      glob scan max depth      unbounded
      managed filesystem source none
      network sandbox          restricted
      linux helper             none
      execve wrapper helper    none
      sandbox backend          elevated
      denied-read restrictions false
      sandbox provisioning     complete
  ✓ sandbox      no explicit filesystem paths to probe

更新の欄

Updates
  ✓ updates      update configuration is locally consistent
      startup update check     true
      update action            manual or unknown
      version cache            <ホーム>\.codex\version.json
      version cache            missing
      latest version           0.166.0
      latest version status    current version is not older
      desktop update status    available
      desktop latest build     26.1027.6604.0
      desktop application      OpenAI.Codex

最後の集計行

20 ok · 1 idle · 5 notes · 4 warn · 0 fail degraded

--summary compact output           --all expand truncated lists
--json redacted report

計測した時間

実行かかった時間出力の大きさ
codex doctor(1回目・bash の time)6.668 秒11,406 文字
codex doctor --summary1.3 秒2,402 文字
codex doctor(2回目)1.2 秒11,028 文字
codex doctor --json1.4 秒17,079 文字

1回目だけ遅かったのは、同じ日の最初の実行だったためかもしれませんが、原因を切り分ける実験はしていません。

結果:警告4つと、同じ日の実行で見えたこと

警告出力の文言(要点)同じ日の実行で見えたこと
search(rg)rg.exe のパスが見つからない。ripgrep を入れるか同梱パッケージを直すよう案内モデルを使った2回の実行(空のフォルダの一覧と、ページ作成)で、Codex が最初に rg --files を打ち、「rg が認識されない」で失敗。その直後に Get-ChildItem に切り替えて続行した。実害は『1手の無駄』だった
security(Defender)Codex の除外設定が確認できない実行は止まらなかった。除外設定は変えていない
mcpMCP サーバー node_repl の環境変数が未設定codex exec の実行には影響が見つからなかった(MCP を使う課題はしていない)
threads状態DBの行3件に対応する履歴ファイルが無い。DBの行は218、実在するファイルは215実在する履歴ファイルの215本は、利用記録の集計で数えた本数と一致する。218は DB の行の数で、別の記事の「218スレッド」と同じ数。直してはいない

テキスト版の最終行「20 ok · 1 idle · 5 notes · 4 warn · 0 fail degraded」は、--json では25項目(ok 21・warning 4)、全体の状態 warning としてまとまっていました。1項目ごとに durationMs(所要ミリ秒)も付きます。

更新の欄では、手元が 0.162.0 なのに「最新 0.166.0」「current version is not older」と出ました。この表示の意味は確かめられていません。

承認の欄は設定どおり OnRequest でしたが、同じ日に codex exec を実行した画面には approval: never と出ました。理由は調べていません。

分かったこと

  • 警告は4つとも「今すぐ直さないと動かない」ものではなかった。ただし rg の警告だけは、モデルの最初の検索コマンドが失敗するという形で実際に表に出た。
  • --summary は2,402文字で、問い合わせの冒頭に貼る用途に向く。詳細が要る時は通常版か --json。
  • --json でもパスにユーザー名が入る。25項目のうち8項目だった。
  • 通常版の1回目は6.7秒、2回目以降は1.2秒前後。

向かない場面

  • 「なぜモデルの返答が遅いか」「なぜ答えが違うか」は doctor では分からない。環境の診断で、モデルの出来は見ない。
  • 警告を全部消すことを目標にする使い方。私のPCでは4つ残したまま問題なく動いている。
  • 出力をそのまま公開の場に貼る使い方(ユーザー名・パス・設定が入る)。

公式ドキュメント

編集:ちんあなご編集部/最終確認:2026年11月1日。実行日:2026年11月1日。使った CLI:codex-cli 0.162.0-alpha.17.2(Windows)。

EDITED & REVIEWED

編集・検証情報

編集責任
運営者 ちんあなご編集部
最終確認
(実際に実行した日)
更新履歴
(新規掲載)

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