Search Console実測ガイド

「クロール済み - インデックス未登録」の意味と対処

Search Consoleでよく見るこのステータスは、「Googleは読んだが、検索結果に載せる価値をまだ認めていない」という意味です。慌てて対処する前に、そもそも本当にこれが原因なのかを切り分ける必要があります。筆者が表示ゼロの405ページを実際に切り分けた結果、思い込みと逆の答えが出ました。その実測ごと解説します。

このページは非公式ガイドです。Codexの仕様、画面、料金、対象プラン、提供範囲は変わる可能性があります。重要な判断の前には、OpenAIの公式情報も確認してください。

このステータスの意味を正確に

「クロール済み - インデックス未登録」は、次の3段階の真ん中で止まっている状態です。

段階状態Search Consoleでの表示
1 発見URLの存在は知っている検出 - インデックス未登録
2 クロール中身を読んだクロール済み - インデックス未登録
3 登録検索結果に載る対象になった送信して登録されました

重要なのは、これがエラーではないことです。読んだ上で「今は載せない」と判断されている。つまり技術的な問題(robots.txt、noindex、サーバーエラー)はすでに通過していて、残っている論点は内容の評価だけです。ここを取り違えると、直す必要のない技術設定をいじり続けることになります。

実測:表示ゼロの405ページを切り分けたら、思い込みと逆だった

筆者が運用する約1,000ページのサイトで、90日間表示がゼロのページが405本(全体の40%)ありました。着手前の仮説は「クロールが追いついていない(クロール枯渇)」。ページが多すぎてGoogleが読み切れていないなら、内部リンクやsitemapの整理が対処になります。

URL検査APIで実際に切り分けたところ、結果は逆でした。表示ゼロのページのうち約8割が「送信して登録されました」=インデックス済みだったのです。つまり「載っていない」のではなく、載っているのに誰もその言葉で検索していない。この2つは対処が真逆です。

  • 未登録が多数派なら:クロール経路の問題。内部リンク・sitemap・ページ数の削減で直す
  • 登録済みが多数派なら:需要の問題。ページを増やしても・クロールを促しても何も起きない。書く題材の選び方を変えるしかない

切り分けずに仮説のまま動いていたら、効果のないsitemap整理に時間を使うところでした。対処より先に、URL検査で数えること。これがこの記事で一番伝えたいことです。

どちらか分からない時の切り分け手順

ページ数が多くて全部は調べられない場合でも、標本で傾向は掴めます。実際にやった手順です。

  1. 表示ゼロのURL一覧を作る:Search Consoleのページレポート(またはAPI)で、直近90日の表示があるURLを取り、sitemapの全URLとの差分を出します
  2. 偏らないように20本選ぶ:一覧の先頭から20本ではなく、等間隔に抜きます。先頭だけだと同じディレクトリに偏ります
  3. URL検査にかける:手動なら1本ずつ、数が多ければURL検査APIで。見るのは「登録済みか、未登録か」の1点だけです
  4. 比率で判断する:20本中15本以上が登録済みなら需要の問題、15本以上が未登録ならクロール経路の問題として動きます

なお、site:検索でページ数を数える方法は不正確なので判定に使わないでください。判定は必ずURL検査で行います。

「未登録」側だった場合の対処

切り分けの結果、未クロール・未登録が多数派だった場合の対処です。効いた順に書きます。

  • 本文のあるページからの内部リンクを増やす:未登録ページの一覧を見ると、たいてい「サイト内のどこからもほとんどリンクされていない」ページです。関連する本文の中から文脈つきでリンクを張るのが、最も確実にクロールを呼びます。筆者の実測では、ナビやフッターに並べるより本文中のリンクの方が効きました
  • ページ数自体を減らす:似た主題のページが分かれているなら統合します。1本あたりの評価が濃くなり、クロールの無駄も減ります
  • インデックス登録リクエストは本命だけに使う:リクエストの割り当ては1日十数件で尽きます。全部に押すのではなく、流入を取りたい本命ページに絞って使います

逆に、やっても効かなかったのは「sitemapの再送信だけを繰り返す」ことです。sitemapは発見の経路であって、登録を約束するものではありません。

「登録済みなのに表示ゼロ」側だった場合の対処

こちらだった場合、ページ側をいくら触っても変わりません。実測から言える現実的な対処は次の2つです。

①その主題の需要を確かめてから書く習慣に変える。筆者のサイトで表示ゼロが大量に出た原因は、「作業の記録」のような、誰も検索しない題目でページを量産していたことでした。同じ内容でも「検索される言葉」を題目にして載せ直すと反応が変わります。Search Consoleで既に表示が付いているクエリの周辺から書くのが、外さない選び方です。

②消すのではなく、育てる対象から外す。登録済みで表示ゼロのページは、害はありません(クロール予算を大きく食うわけでもありません)。慌てて削除やnoindexにする必要はなく、加筆や内部リンクの投資先から外すだけで十分です。筆者は「表示が付いているページに投資し、ゼロのページは触らない」に切り替えてから、同じ作業時間で結果が出るようになりました。

やってはいけないこと

  • 登録リクエストの連打:同じURLに繰り返し押しても順番が早まる根拠はなく、割り当てだけが尽きます
  • 登録済みページの大量noindex:「未登録が多いから整理しよう」と登録済みまで巻き込むと、取れていた検索流入ごと消えます。筆者は一括処理で問い合わせページやポリシーページまで巻き込む失敗をしました。一括で外す時は、除外リスト(問い合わせ・運営者情報・ポリシー類)を先に書いてください
  • 毎日ステータスを見る:このステータスは日々揺れます。判断は週単位・比率で行い、1本ずつの出入りに反応しないことです

FAQ

「クロール済み - インデックス未登録」は放置していいですか?

ページ単位では放置で問題ありません。ただしサイト全体で大きな比率を占めているなら、本文の手順で「クロール経路の問題か、需要の問題か」を切り分けてから、多数派に合った対処をしてください。

インデックス登録リクエストを押せば解決しますか?

登録されることもありますが、内容の評価が変わっていなければ、登録後にまた外れることがあります。リクエストは本命ページに絞って使い、根本は内容と内部リンクで解決するのが確実です。

どのくらい待てば登録されますか?

一律の目安はありません。筆者の実測では、内部リンクを整えたページで数日〜数週間、放置したページは数か月そのままでした。待つより、リンク経路を作る方が早く動きます。

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