店舗の情報は「聞かれること」から作る
店舗の紹介ページを作る時、案内文から書き始めると、どの店とも同じ内容になります。実際に来店前に聞かれることから作ると、その店だけのページになります。
なぜ現場の情報に価値があるかはこちらのページにまとめています。ここでは作る手順を扱います。
来店前に知りたいこと
調べる側が実際に確認しているのは、次のような具体的なことです。案内文には書かれていないことが多くあります。
| 知りたいこと | 書かれていないことが多い |
|---|---|
| 駐車場 | 台数、混む時間、近くの有料駐車場 |
| 混雑 | 空いている曜日と時間帯 |
| 支払い | 使える手段、現金のみかどうか |
| 所要時間 | 初回にかかる時間 |
| 予約 | 必要か、当日でも可能か |
| 同伴 | 子ども連れ、複数人 |
これらは店側にとって当たり前すぎて書かれません。だからこそ書くと差が付きます。
写真で伝わること
文章より写真のほうが早いものがあります。ただし撮る対象を選ばないと、どの店とも同じ写真になります。
- 入口 — 初めての人が迷わないため。外観より入口
- 駐車場 — 停められるか判断できる
- 店内の様子 — 混み具合、席の間隔
- 実際の商品や提供物 — 見本ではなく実物
写真を出す場合、第三者が写り込んでいないか確認してください。人が写る場合は同意が必要です。
地域の情報を添える
店の情報だけでなく、来る途中で必要になる情報を書くと役に立ちます。
- 最寄りの駅やバス停からの実際の所要時間(案内の数字ではなく歩いた時間)
- 目印になる建物
- 近隣の駐車場
- 周辺で一緒に済ませられること
1つ目が効きます。案内に書かれている所要時間と、実際に歩いた時間は違うことが多くあります。
更新が止まると逆効果
店舗の情報は古くなると信頼を下げます。次は定期的に確認してください。
- 営業時間、定休日
- 料金
- 電話番号と問い合わせ先
- 終了した案内が残っていないか
- 写真が現在の状態と合っているか
4番目が特に多く残ります。終了したキャンペーンの案内が出ていると、問い合わせの手間にもつながります。
ページの分け方
1枚にすべてを詰めると、探している情報にたどり着けません。かといって分けすぎると、どれも薄くなります。目安は次の通りです。
| ページ | 入れる内容 |
|---|---|
| 案内(1枚) | 場所、営業時間、連絡先、何の店か |
| よくある質問(1枚) | 実際に聞かれること |
| 初めての人向け(1枚) | 流れ、所要時間、持ち物 |
| 提供内容(必要な数) | 実物の写真と、それぞれの説明 |
提供内容だけは数が増えても構いません。それぞれが違う内容を持つためです。逆に、案内を複数枚に分けると同じ説明が重複します。
問い合わせを減らす書き方
よく聞かれることを書いておくと、問い合わせの手間が減ります。ただし書き方によっては逆効果になります。
- 質問は、聞かれた通りの言葉で見出しにする
- 答えは結論から書く(条件は後)
- 「場合によります」で終わらせない。どういう場合かを書く
- 例外がある場合は、その例外も書く
3つ目が多い失敗です。答えを避けた書き方をすると、結局問い合わせが来ます。答えられない場合は、何を確認すれば分かるかを書いてください。
実践ログから分かったこと
案内文から書いていた時期は、どの店とも同じ内容になっていました。書き方を「来店前に聞かれること」から始める形に変えたところ、書ける内容が一気に増えました。聞かれることは店ごとに違うためです。
もう1つ、最寄り駅からの所要時間を、案内の数字ではなく実際に歩いた時間で書いたところ、それだけで具体性が出ました。当たり前すぎて書かれていない情報ほど、書くと差が付きます。
FAQ
何から書けばよいですか?
来店前に実際に聞かれることからです。案内文から書くと、どの店とも同じ内容になります。
写真は何を撮ればよいですか?
外観より入口です。初めての人が迷わないことを優先してください。
第三者が写った写真は使えますか?
同意が必要です。写り込みがないか確認してから公開してください。
どのくらいの頻度で更新しますか?
営業時間、料金、問い合わせ先は定期的に確認してください。終了した案内が残りやすい部分です。
